文化財ってな~に?

難易度★★★

Q10

江戸(えど)時代に伊能忠敬(いのうただたか)が歩いて測量(そくりょう)して作った「大日本沿海輿地全図(だいにほんえんかいよちぜんず)」は、200年も前に作られたもので、重要文化財(ぶんかざい)に指定されているものですが、現在(げんざい)のみなさんが持っている地図と比(くら)べても、ほとんど変わりのない正確(せいかく)なものです。日本全国の地図を作るために伊能忠敬が歩いたとされる距離(きょり)は次のうちどれでしょう?

A

ウ 約3.5万㎞

天体観測をしながら自分の位置を把握(はあく)し、日本中の正確な地図を作りあげるのに、歩いた距離はなんと約3.5万㎞。日本の国土の北から南までの距離が約3千㎞、地球の一周が約4万㎞だから、その距離のすごさが分かるね。しかも伊能忠敬は、自分のお店を長男に託して50歳(さい)になってから本格的(ほんかくてき)に測量・天文観測の勉強を始めて、その後70歳を超(こ)えるまで日本全国を回って地図を作り続けたんだ。当時の高度な技術(ぎじゅつ)に基(もと)づく地図だけではなく、伊能忠敬という人物そのものに魅力(みりょく)を感じるかもしれないね。

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