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中央教育審議会

中央教育審議会第一次答申パンフレット  


答申のポイント


いじめ・登校拒否の問題への取組が重要です



丸いじめ・登校拒否の問題は、社会全体に投げかけられた問題です。

丸その解決のためには、「社会の同質志向」を排除して、個性を尊重する態度や価値観を育成することも重要です。

丸いじめ・登校拒否の問題の解決に向け、家庭・学校・地域社会が手を携えて取り組むことが不可欠です。


具体的には?

  家庭では
    善悪の判断などの基本的倫理観を養うことが必要です。 

  地域では
    見て見ぬ振りをするのではなく、よその子供でも注意するよう、みんなで協力し、地域ぐるみで取り組むことが必要です。 

  学校では
    子供たち一人一人を大切にし、子供のよさを伸ばし、存在感や自己実現の喜びを実感できるようにすることが必要です。 

  また、次のような取組が必要です。
  • 学校一丸となった取組 
  • 毅然とした姿勢を学校のすみずみに行きわたらせる 
      (1) 弱い者をいじめることは絶対に許されない
      (2) 社会で許されない行為は子供でも許されない
      (3) いじめを傍観する行為も同様に許されない 

  • スクールカウンセラーなどの専門家に協力してもらい、学校の教育相談体制を充実 

  さらに、次のような取組も重要と考えます。
  • 子供の「転学」の一層の弾力化や適応指導教室を積極的に活用 
  • 登校拒否の子供の指導に当たっては、元の仲間や生活に戻ることのみにこだわることなく、子供が登校拒否を克服する過程でどのように個性を伸ばし、成長していくかという視点を重視し、ゆっくり時間をかけて取り組む 
  • 登校拒否の子供のためのバイパスとしての「中学校卒業程度認定試験」の有効活用について検討 

イラスト


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