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教育基本法においても家庭教育が規定されているところであり、家庭への支援が重要であると考えるが、特に家庭教育を支援する人材の資質の向上や確保が必要。 |
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家庭教育・子育て支援者(指導者)の養成・研修を充実するため、支援者(指導者)向けの手引き書の作成、社会教育主事等社会教育関係者、教員、保育者、保健関係者、子育てアドバイザー、子育てボランティア等を対象に、基本的課題をまとめた指導書の作成が望まれる。 |
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支援者(指導者)等の研修として、行政関係者や教員の現職研修及びボランティア等の専門研修で研究、協議、実践の交流等を行うことが必要ではないか。 |
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支援者(指導者)の養成として、・大学院レベルで、「家庭教育・子育て支援専門職」の養成はできないか。 |
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専門家の知見による親の基本的学習課題の精査が必要。このため、専門家による調査研究会を設置し、家庭における子どもの育ちの分析及び処方箋について、親の自主性や多様性を尊重しつつも、最低限親として実践すべき基本的なことを端的にまとめてはどうか。その際、新たな調査よりも、過去の調査や答申の分析が有効ではないか。 |
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大学等における家庭教育に係る研究及び講座を充実するため、学校教育や社会教育に比べ、家庭教育の研究は少ない。関係専門領域の研究の深化や事例の収集、指導者の養成に関し、大学における研究、教育の位置づけが進むことが望まれる。 |
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親や社会に対する広報啓発、協力要請が重要。このため、家庭で実践すべき基本的なことを親や社会一般に伝える方法を工夫。何を提案していくかは、「早寝早起き朝ごはん」のように、異論のないものに厳選する必要がある。また、PTA等との連携は不可欠である。 |
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基本的課題を親が試行錯誤しながら実践し、体得していく活動を面として支援が必要。 |
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発達課題を踏まえた子育て講座等の提供ため、社会教育行政は、学習課題の絞り込みやその順序性、多くの親が集まる機会の確保について努力する必要がある。 |
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中・高校生が幼児やその親とふれあう機会や父親の家庭教育参加の促進等が重要。 |
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家庭教育・子育て支援のきめ細かい環境の整備のため、親及び親子のまるごとの、自発的な活動の機会を拡充する必要がある。相談と経験の交流の場づくりが親の日常的な振り返りや励まし、力を高める土台である。 |
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ITを活用した子育て情報の提供、交流の場も若い親にとって有効である。 |
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真面目に努力しようとする普通の親の層を厚くすることが、学習に参加しない親等を減らしていく手だてになるのではないか。 |
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厚生行政等と連携しての、特に困難な家庭への個別支援も求められている。 |
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乳幼児期の子どもをもつ親はしっかり学ばなければならない。親の学びを継続的に実施していくべき。親の子育て力を増すような子育て支援にすべき。 |
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家庭教育の大切さや親の教育力を上げる施策は重要であり、今後も継続していくことが必要。また、乳幼児期からの子育てについて、すべての親の学びを継続的に実施できるよう、乳幼児健診や就学時検診、入学式等の機会を活用して、親の子育て力をつけることが望まれる。 |
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地域における子育て支援は、女性支援、団塊・高齢者の活躍の場の提供という面も考える必要がある。 |
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家庭教育の基礎基本を理解し適切なしつけをする親の育成がなお求められている。 |
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現在検討されている学校教育等への様々な新たな施策は、親等の家庭教育への理解や実践力が高まらないとその教育投資の効果は上がりにくいのではないか。 |