参考資料2 教職課程における体験活動やボランティア活動の実施例

新潟大学教育人間科学部

(1)

1.授業科目名

「教育実践体験研究2」(選択必修科目:2単位)

2.授業内容

 本授業では、教育を受ける立場から、教育を行う立場への視点・姿勢の転換を図るとともに、専門教育を受けるための準備段階を形成することを目的としている。小・中・高・幼など6コースに分かれて、実践的指導力を培うため、地域の自然・社会・文化に触れ、子どもとともに、これらを体験的に学習する。実習内容として、1泊2日の自然体験学習などがある。

(2)

1.実施事業名

「学習支援ボランティア」派遣事業

2.概要

新潟市教育委員会との共同事業として、将来の職業として学校の教員を考え、教員免許状を取得予定の学生が、小・中・養護学校における教育・学習活動の支援を行うことを通して、学校教育に貢献するとともに、学校の役割、教師の仕事、子どもについての認識を深めることを目的。
活動内容としては、学生、大学院生等を小・中・養護学校に派遣し、授業補助、個別指導、学校行事の補助等を行う。いずれも、当該学校の校長、教諭等の監督の下に行われ、例えば、週1回、全日又は半日のペースで、半年間程度継続する。
 ※ 今後、「教育実践体験研究3」として単位化することを検討中。

香川大学教育学部

(1)

1.授業科目名

「教育実践基礎演習」(自由科目:2単位)

2.授業内容

 本授業では、学校教育の場である学校から離れた野外での子どもたちと触れ合う様々な活動を通して、子どもの気持ちや行動を理解し、教育実践のための実践的指導力の基礎を身につけることを目的としている。野外教育の意義と目的及び野外活動に必要な知識・技能を、香川県立五色台少年自然の家が主催する「野外活動指導者講習会」に参加して学習する。また、附属小学校の学校行事(宿泊体験学習)に参加し、子どもたちと触れ合い、子どもの心や行動を理解する。

(2)

1.授業科目名

「ボランティア活動」(自由科目:2単位)

2.授業内容

 本授業は、学生が自主的にボランティア活動に参加し、地域社会に貢献することを通して、生涯学習社会について実践的な学習をすることを目的としている。特に将来教員を志望する学生には、従来の教育実習とは異なる形で学校の教育活動に触れることも可能であり、それによって教育に関する実践力の養成に役立てることが期待できる。

佛教大学教育学部

1.実施事業名

「学生ボランティア」サポート事業

2.概要

京都市教育委員会と協定を結び、教育活動の支援を必要とされる京都市立学校・園に対して学生を派遣する。本学では、本事業に関するガイダンスや講習を行うなど、積極的に派遣学生の質を高めるプログラムを実施しているが、これは多くの教職を目指す学生にとって良い効果を生むと期待される。


お問合せ先

初等中等教育局教職員課

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