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第2章 青少年の意欲をめぐる現状と課題
2.データが示す青少年の生活実態等の現状と課題
青少年の意欲が欠けると見られる状態について,1.においてその様相と原因を分類するとともに対応に当たっての留意事項について考察した。
次に,実際の青少年の意欲をめぐる状況について,各種調査や,研究成果及び有識者からの意見等からこれまでに得られている知見を整理した結果,青少年の生活実態等の現状について,以下のような現状と課題が明らかとなった。
(1) 生活の夜型化,朝食欠食などの基本的生活習慣の乱れ
[調査結果]
幼児については,以前より改善される傾向もうかがえるが,それでも22時台以降に就寝している割合がなお3割程度ある。(図10)。また,中学2年生の約5割が24時以降に就寝しているなど,青少年の生活は幼児期から夜型となっている(図11)。また,小学生の約10人に1人,中学生の約6人に1人,高校生の約5人に1人が朝食を欠食することがあると答えている調査もある(図12)。
[これまでに得られた知見]
十分な睡眠や食事,規則正しい生活リズムといった基本的生活習慣が身に付いていないと,「体がだるい」といった不定愁訴を感じ,集中力が低下する傾向が見られる(図13)。これは,生活習慣の乱れによって,睡眠・覚醒(かくせい)リズムや体温リズムなど一日周期で変動する生体リズムが崩れることにより生理的に「時差ぼけ」のような状態になるためである。
規則正しい生活習慣は自然と身に付くものではない。そのため,親子関係が密接な幼児期に家庭において子どもに規則正しい起床・睡眠リズムや正しい食習慣を身に付けさせるとともに,学童期以降に生活習慣の大切さを理解させることなどを通じて,自分の力で正しい生活習慣を維持できるように導いていくことが重要である。
青少年の生活は幼児期から夜型となっている。
ベネッセ教育開発研究センター
『幼児の生活アンケート(平成17年)』
※
平成7年,平成12年については日本体育・学校健康センター『平成12年度児童生徒の食生活等実態調査』,平成17年については文部科学省『義務教育に関する意識調査』(平成17年)
小学生の約10人に一人,中学生の約6人に一人,高校生の約5人に一人が朝食を欠食することがある。
財団法人日本学校保健会
『平成16年度児童生徒の健康状態サーベイランス事業報告書』
朝食を欠食する日の多い小中学生ほど,体のだるさを感じている。
日本体育・学校健康センター
『平成12年度児童生徒の食生活等実態調査』
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