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Home > 政策・施策 > 審議会情報 > 調査研究協力者会議等 > 原子力安全規制等懇談会 > 試験研究用原子炉施設等の安全規制のあり方について(案) > 4 表−2


表−2 BSS規制免除レベル放射能算出計算条件

シナリオ 計算条件
作業場所におる通常シナリオ B1.1
点線源からの外部被ばく
作業者が小線源から1メートルの地点で被ばくする場合の年実効線量を算出する。
1
被ばく時間 :100時間毎年(液体及び飛散性固体)
:200時間毎年(非飛散性固体、カプセル、箔)
2 線源からの距離:1メートル
3 線量換算係数:点線源用
B1.2
線源取扱いによる外部被ばく
作業者が毎日約2〜3分間線源を取扱うことにより被ばくする場合の手のひら皮膚における年等価線量及び皮膚被ばくによる年実効線量を算出する。
1 被ばく時間:10時間毎年(全ての線源)
2 ガラスバイアル(液体線源容器)によるβ線遮蔽係数:SF
SFイコールexpのマイクロd乗
μ:0.017かけるEβマックスの-1.14乗、d:150ミリグラム毎平方センチメートル
作業場所における事故シナリオ(飛散)   B2.1
汚染した手からの外部被ばく
作業者が事故的に線源を全量こぼしたことによる被ばくする場合の手の皮膚における年平均等価線量及び皮膚被ばくによる年平均実効線量を算出する。
1 被ばく時間:10分
2 発生確率:0.01毎
3 放射能面密度計算:
 液体:飛散前の線源重量10グラム、密度 1グラム毎立方センチメートル
手への移行割合 0.1、手の汚染した厚さ 0.01センチメートル
 接触面積 100平方センチメートル
  粉末: 飛散前の線源重量 30グラム、密度 0.5グラム毎立方センチメートル
手への移行割合0.1、手の汚染した厚さ0.01センチメートル
接触面積 600平方センチメートル
B2.2
汚染した顔からの外部被ばく
作業者が事故的に線源を全量こぼしたことにより被ばくする場合の顔の皮膚における年平均等価線量及び皮膚被ばくによる年平均実効線量を算出する。
1 被ばく時間:10分
2 発生確率:0.01毎
3 放射能面密度計算:
  液体: 飛散前の線源重量 10グラム、密度 1グラム毎立方センチメートル
顔への移行割合 0.01、顔の汚染した厚さ 0.001センチメートル
接触面積 100平方センチメートル
  粉末: 飛散前の線源重量 30グラム、密度 0.5グラム毎立方センチメートル
顔への移行割合 0.01、顔の汚染した厚さ 0.001センチメートル
接触面積 600平方センチメートル
作業場所における事故シナリオ(飛散) B2.3
汚染した床面からの外部被ばく
作業者が事故的に線源を全量床にこぼしたことにより被ばくする場合の年平均実行線量を算出する。
1 被ばく時間:10分
2 線源からの距離:1メートル
3 発生確率:0.01毎
4 汚染面積:7平方メートル(半径1.5メートルの円状)
5 線量換算係数:無限平板用
6 幾何学補正係数:0.1
B2.4
汚染した手からの経口摂取
作業者が事故的に液体または粉末の線源をこぼし、手に付着した放射性物質を経口摂取することにより被ばくする場合の年平均預託実効線量を算出する。
1 発生確率:0.01毎
2 摂取量:全放射能の1かける10の-5乗
B2.5
再浮遊放射能の吸入摂取
作業者が事故的に液体または粉末の線源をこぼし、発生した汚染ダストを吸入摂取することにより被ばくする場合の年平均預託実効線量を算出する。
1 吸入時間:10分
2 発生確率:0.01毎
3 線源の質量:100グラム
4 ダスト濃度:5ミリグラム毎立方メートル
5 呼吸率:1立方メートル毎
B2.6
エアロゾル、ダスト雲からの外部被ばく
作業者が事故的に液体または粉末の線源をこぼし、発生したエアロゾルまたはダストの雲により被ばくする場合の年平均実効線量を算出する。
1 吸入時間:10分
2 発生確率:0.01毎
3 線量換算係数:半無限雲用
4 放射能濃度計算:
  液体: 放射能(1ベクレル)かける飛散率かける揮発割合わる部屋の容積
  固体: 放射能(1ベクレル)かける飛散率かけるわる部屋の容積
飛散率:1(液体)、5.3かける10の-3乗(固体)
部屋の容積:32立方メートル
B2.7
皮膚の汚染
火災により発生した灰や液滴が沈着して汚染を形成し、これが作業者の顔や手の甲に付着して皮膚が被ばくする場合の年平均等価線量及び皮膚被ばくによる年平均実効線量を算出する。
1 被ばく時間:10分
2 発生確率:0.01毎
3 放射能面密度計算:放射能(1ベクレル)かける移行割合わる汚染面積
移行割合:1(液体)、0.01(その他)
汚染面積:2000平方センチメートル(液体)、200平方センチメートル(その他)
汚染面積の計算条件
線源重量:100グラム、密度:0.5グラム毎立方センチメートル
汚染への移行割合:1(液体)、0.01(その他)
汚染の厚さ:0.01センチメートル
B2.8
ダスト、揮発性物質の吸入摂取
火災により発生したダストや揮発性物質が部屋に充満し、これを作業者が吸入することにより被ばくする場合の年平均預託実効線量を算出する。
1 被ばく時間:10分
2 発生確率:0.01毎
3 呼吸率:1立方メートル毎
4 放射能濃度計算:放射能(1ベクレル)かける移行割合わる部屋の容積
 移行割合:1(液体)、0.01(その他)
B2.9
燃焼生成物からの外部被ばく  
火災により発生したダストが部屋に充満したことにより作業者が被ばくする場合の年平均実効線量を算出する。
1 被ばく時間:10分
2 発生確率:0.01毎
3 線量換算係数:半無限雲用
4 放射能濃度計算:放射能(1ベクレル)かける移行割合わる部屋の容積
 移行割合:1(液体)、0.01(その他)
処分場での公衆被ばくシナリオ B3.1
処分場からの外部被ばく  
公衆が処分場の上を歩いているときに被ばくする場合の年平均実効線量を算出する。
1 被ばく時間:300時間毎
2 線源からの距離:1メートル
3 発生確率:0.01毎
4 線量換算係数:無限厚平板用
5 放射能濃度計算:
放射能濃度〔ベクレル毎グラムイコール
線源放射能
わる
廃棄物重量
かける減衰補正係数
線源放射能:1ベクレル
廃棄物重量:1.5かける10の10乗グラム
減衰補正時間:24時間
B3.2
処分場からのダストの吸入摂取
(1)事故
公衆が処分場の上を歩いているときに、無希釈線源1gから発生したダストを吸入摂取して被ばくする場合の年平均預託実効線量を算出する。
1 吸入時間:1時間
2 発生確率:0.01毎
3 空気中ダスト濃度:1ミリグラム毎立方メートル
4 呼吸率:1立方メートル毎
5 放射能濃度計算:
放射能濃度〔ベクレル毎グラムイコール
線源放射能
わる
線源重量
かける減衰補正係数
線源放射能:1ベクレル,線源重量:1グラム
減衰補正時間:24時間
(2)通常
処分場の近くに居住する公衆が、土壌で希釈された線源から発生したダストを吸入摂取して被ばくした場合の年平均預託実効線量を算出する。
1 吸入時間:5000時間毎
2 空気中ダスト濃度:0.2ミリグラム毎立方メートル
3 呼吸率:1立方メートル毎
4 放射能濃度計算:
放射能濃度〔ベクレル毎グラムイコール
線源放射能
わる
土壌の重量
かける減衰補正係数
線源放射能:1ベクレル,土壌の重量:1かける10の5乗グラム
減衰補正時間:24時間
B3.3
処分場の物の取扱いによる皮膚の被ばく
公衆が処分場の上を歩いているとき、汚染された物を拾い、それをポケットに入れた状態で被ばくした場合の皮膚の年平均等価線量及び皮膚被ばくによる年平均実行線量を算出する。
1 被ばく時間:8時間
2 発生確率:0.01毎
3 放射能面密度計算:
汚染物の重量30グラム,密度1.12グラム毎立方センチメートル(樹脂)
汚染の厚さ0.3センチメートル,接触面積178平方センチメートル
B3.4
処分場での経口摂取
公衆が処分場で汚染された土壌に触れた手から経口摂取するか子供が誤って汚染物を呑み込んだことにより被ばくする場合の年平均預託実効線量を算出する。
1摂取割合:0.001


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