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Home > 政策・施策 > 審議会情報 > 調査研究協力者会議等 > 原子力安全規制等懇談会 > 試験研究用原子炉施設等の安全規制のあり方について(案) > ![]() |
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・ | INFCIRCとは、Information Circularsの略で、IAEAが原子力規制等を巡る主要な論点について発行しているもの。核物質防護のほか、セイフティ、保障措置等カバーする範囲は多岐にわたる。 |
・ | このうち核物質防護に関するものがINFCIRC/225であり、現行のものは1999年に改訂された第4版(Rev.4)。INFCIRC/225/Rev.4の主な内容は以下のとおり。(それ以前のものより核物質防護における国の役割を強調しているのが特徴。) |
1. | 設計基礎脅威(DBT)の明確化
核物質防護システムの設計に当たり、考慮すべき想定脅威を明確にし、これに基づいて具体的な核物質防護システムを構築することが必要。
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2. | 国による設計基礎脅威(DBT)の策定の明確化
防護制度の確立には、国による設計基礎脅威(DBT)の評価が不可欠。事業者と当局との間の核物質防護の共通の基礎となる設計基礎脅威(DBT)の策定は国の責任。
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3. | 機密情報保持の強化
事業者も含めた機密情報管理の徹底、違反者への罰則が必要。
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4. | 国の検査と事業者の評価
国による事業者の防護措置の妥当性のレビュー、事業者の定期的な見直し、事業者の訓練等が必要。
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5. | 核物質輸送時の防護要件の強化・明確化
輸送中の妨害破壊行為に対する防護強化のため、安全専門家の協力を得て輸送中の妨害破壊行為の可能性、その放射線影響の評価を行うべき。輸送計画と防護措置の国による事前承認が必要。
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6. | 対応部隊との連絡体制の強化
武装攻撃への対応を確実にするため、施設への中央警報ステーションの設置、輸送の際の輸送管理センターの設置、対応部隊との連絡連携体制の強化が必要。
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7. | その他原子力施設への妨害破壊行為に対する防護要件の明確化等
原子力施設の防護について、核物質の盗取に対する場合と異なる考え方で対処すべき。
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