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試験研究用原子炉施設(軽水炉、重水炉、高速炉)及び核燃料使用施設(照射済燃料及び材料を取り扱う施設)に対する重要放射性核種及びクリアランスレベルを表1、表2にそれぞれ示す。また、具体的な評価結果については、参考資料3に添付した。再評価の結果、重要放射性核種として、試験研究用原子炉施設については11核種、核燃料使用施設については15核種が抽出された。なお、これらの核種については、試験研究用原子炉施設については、原子力安全委員会が選定した核種と同じ核種となった。また、核燃料使用施設については、原子力安全委員会が選定した重要放射性核種のうち、 -95と -144は対象とならない結果となった。
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表1 |
試験研究用原子炉施設(軽水炉、重水炉、高速炉)に対する重要放射性核種及びクリアランスレベル(単位 ) |
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重要放射性核種 |
クリアランスレベル |
H−3
(トリチウム) |
100 |
C−14注1)
(炭素) |
1 |
Mn−54
(マンガン) |
0.1 |
Co−60
(コバルト) |
0.1 |
Sr−90
(ストロンチウム) |
1 |
Ba−133注2)
(バリウム |
0.1注3) |
Cs−134
(セシウム) |
0.1 |
Cs−137
(セシウム) |
0.1 |
Eu−152
(ユーロピウム) |
0.1 |
Eu−154
(ユーロピウム) |
0.1 |
全α核種注4) |
全α核種注4) |
0.1 |
Pu−239
(プルトニウム) |
0.1 |
Am−241
(アメリシウム) |
0.1 |
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注1) |
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−14は、放射化された黒鉛遮へい対の場合のみに選定される放射性核種 |
注2) |
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−133は、放射化された粗骨材に重晶石(BaSO4)を含むコンクリートの場合のみ選定される放射性核種 |
注3) |
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IAEAの安全レポート(Derivation of Activity Concentration Levels for Exclusion, Exemption and Clearance, Safety Report Series 44「規制除外、規制免除及びクリアランスのための放射能濃度値の算出」)の値を用いた。 |
注4) |
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原子力安全委員会の評価に準じ、 −239, −241については、全α核種としてまとめた値を記載した。 |
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表2 |
核燃料使用施設(照射済燃料及び材料を取り扱う施設)に対する重要放射性核種及びクリアランスレベル(単位 ) |
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重要放射性核種 |
クリアランスレベル |
H−3
(トリチウム) |
100 |
C−14
(炭素) |
1 |
Mn−54
(マンガン) |
0.1 |
Co−60
(コバルト) |
0.1 |
Zn−65
(亜鉛) |
0.1 |
Sr−90
(ストロンチウム) |
1 |
Nb−94
(ニオブ) |
0.1 |
Nb−95
(ニオブ) |
1 |
Ru−106
(ルテニウム) |
0.1 |
Sb−125
(アンチモン) |
0.1 |
Cs−134
(セシウム) |
0.1 |
Cs−137
(セシウム) |
0.1 |
Eu−154
(ユーロピウム) |
0.1 |
Pu−241
(プルトニウム) |
10 |
全α核種注1) |
全α核種注1) |
0.1 |
Pu−238
(プルトニウム) |
0.1 |
Pu−239
(プルトニウム) |
0.1 |
Pu−240
(プルトニウム) |
0.1 |
Am−241
(アメリシウム) |
0.1 |
Cm−244
(キュリウム) |
1 |
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注1) |
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原子力安全委員会の評価に準じ、 −238,239,240, −241, −244については、全α核種としてまとめた値を記載した。 |
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