近年,我が国における外国人の増加や諸外国との国際交流の進展により,日本語学習者は増加しており,海外で約235万人(平成15年国際交流基金調べ),国内で13万5,000人(平成17年11月文化庁調べ)に上っています。
文化庁では,国内外の日本語学習者の増加や学習目的の多様化等に対応し,コミュニケーション手段としての日本語や我が国の文化の基盤としての日本語の普及・振興を図っていくため,次のような外国人に対する日本語教育に関する様々な施策を行っています(図表2-9-19)。
政府内に設置された「外国人労働者問題関係省庁連絡会議」において,平成18年12月には「『生活者としての外国人』に関する総合的対応策」がまとめられ,日本語教育の充実を図ることとされています。
そうした動きを受けて,文化庁では「地域における日本語教育」への支援を一層充実していくこととしています。