学協会は,大学などの研究者を中心に自主的に組織された団体です。個々の研究組織を越えて,研究評価,情報交換あるいは人的交流の場として重要な役割を果たしており,最新の優れた研究成果を発信する学術研究集会・講演会・シンポジウムの開催や,学会誌の刊行などを通じて,学術研究の発展に大きく寄与しています。
文部科学省では,学協会のこのような活動の振興を図るため,学協会が諸外国の研究者の参加を得て日本国内で開催する国際会議,青少年や社会人を対象に最新の研究成果などを普及・啓発するためのシンポジウムの開催及び学術定期刊行物の刊行などに対して,科学研究費補助金「研究成果公開促進費」による助成を行っています。
産業界や個人などからの寄付により運営され,研究者に対する学術研究費の助成を主な事業とする研究助成法人や公益信託は,特色ある分野を助成するなど,学術振興に極めて大きな役割を果たしています。