大西卓哉宇宙飛行士搭乗の米国クルードラゴン宇宙船運用10号機の帰還成功について[大臣談話]

令和7年8月10日(日曜日)
科学技術・学術

 大西卓哉宇宙飛行士の搭乗する米国クルードラゴン宇宙船運用10号機が、日本時間の8月9日7時15分に国際宇宙ステーション(ISS)より離脱し、8月10日0時33分にカリフォルニア州沖に無事着水したとの報告を受けました。
 大任を終えての無事の帰還を心から喜ばしく思います。

 大西宇宙飛行士は、約5か月間にわたり、ISSに長期滞在されました。滞在中には、ISS船長としてISS全体を指揮し、ミッションを成功へと導くとともに、緊急事態発生時の安全確保に関する責任を担われました。また、将来の国際宇宙探査も見据えた燃焼実験など様々なミッションを実施いただきました。

 我が国にとってISSにおける活動は、アルテミス計画をはじめとした国際宇宙探査において必要となる技術の実証のためにも重要なものであり、ミッションを完遂されたことに敬意を表します。

 大西宇宙飛行士には、今回の長期滞在で得られた経験を活かしていただき、有人宇宙開発の未来につながるような活躍をされることを期待しています。

令和7年8月10日
文部科学大臣 あべ 俊子

着水の瞬間

ハッチオープン直後の船内

船外に出た直後の大西飛行士

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