令和6年10月4日(金曜日)
教育、その他
任命された副大臣・政務官に期待すること、琉球大教授が寄付の見返りに非常勤講師職の紹介を行った疑いがあるという報道について、公立小中学校の体育館等における冷房設置状況
令和6年10月4日(金曜日)に行われた、あべ俊子文部科学大臣の記者会見の映像です。
令和6年10月4日あべ俊子文部科学大臣記者会見(※「YouTube」文部科学省動画チャンネルへリンク)
記者)
副大臣、政務官が決まったということについての所感と、あと先日の会見で、大臣は決まられた瞬間のことについて、私ですか、文化科学ですか、というふうなことをおっしゃっていましたけれども、その辺どういう思いだったのかもう少し具体的に伺えたらと思います。
大臣)
政務二役が今朝決まりまして、総理のほうにお話をさせていただいたところでございまして、石破内閣は「納得と共感内閣」ということで、国民の皆様に納得していただいて、共感していただけること、これが大切だというふうに考えているところでございます。そのため、新たに着任をする武部副大臣、また金城大臣政務官、ぜひ様々な現場に足を運んでいただいて、目で見て、また耳で聞いたことをぜひ文部科学省行政に反映していただけたらというふうに思っているところであります。再任となりました今枝副大臣、本田大臣政務官、これまでの経験を生かして、引き続き、しっかりと職責を果たしていただきたいというふうに思っているところでございます。
また、先日の会見で、文部科学大臣の就任を打診されたときの感想、「文科ですか。」と発言をしましたが、やはり省庁で副大臣を私はさせていただいていたので、実はそのまま大臣になることは実はあまりないみたいで、私はてっきり違う、特に今までやってきた政策が田舎専門なものですから、なので地方創生関係かなと思っていた中でこのような重責をいただきまして驚いたということでございます。
記者)
琉球大学の教授が昨年から今年にかけて会社役員から少なくとも3人について、非常勤講師職の学内推薦を提示され、自身の研究支援として300万円の寄付を受けていた疑いがあるという問題が明らかになりました。文科省として現在把握している事実、受け止め、今後の対応について教えてください。
大臣)
琉球大学のイベントのときの発言内容ですよね。琉球大学の、特に本件に関する事実関係、調査を進めている段階でございまして、報告を受けているところであります。そうした中にあって、この調査の結果をまずは待たせていただかないと、事実確認が私どもできていない段階でございまして、何を指してその発言をしたかということも調査をしている最中でございますので、文部科学省といたしましては、琉球大学が本件に適切に対応をまずしていただくということを考えて、必要に応じて助言・指導を行っていかなければいけないというふうに考えているところでございます。
記者)
9月30日に公表されました、公立学校施設における空調設備の設置状況調査に関してお伺いいたします。今回の調査で、普通教室がほぼ空調のほうが整備されたというのが分かった一方で、体育館などが2割弱にとどまっていたということも分かりました。体育館は災害時の避難所として使われることもありまして、こうした空調がないと夏場は大変過酷な環境となってしまいます。今後、体育館などの空調の整備に関してどのように取り組んでいくのか、大臣のお考えをお伺いできればと思います。
大臣)
本当に学校施設、子供たちの学習と、また生活の場であるだけではなくて、地域のコミュニティ、この拠点でもございまして、おっしゃるとおり、災害時避難所として役割を果たすことが大きいということを考えたときに、空調設備、この設置は重要であると私ども思っているところでございます。また、先日9月30日ですか、公表させていただきました調査結果、令和6年の9月1日時点のおっしゃったとおりでございまして、公立小学校、小中学校の空調の設置率、普通教室は99.1%なのですけれども、体育館がまだ18.9%ということでございまして、これは本当におっしゃるとおり、大きな課題だと私どもも認識しているところでございます。文部科学省におきましては、体育館の空調設備の新設、令和7年度まで国庫補助率を3分の1から2分の1に引き上げさせていただいたところでございまして、設置者の取組を促しているところでもございます。また、全国の地方公共団体においての学校施設整備のニーズにしっかりと応えられるように、私ども令和7年の概算要求においても、空調設備の整備を含む公立学校の施設整備の費用を計上しているところでございまして、文部科学省といたしましては、各地方公共団体、計画的な空調設備の整備を実施できるよう、引き続き支援をしてまいりたいというふうに思っております。本当に避難所になったときに本当に過酷な中で過ごさなければいけないということを想定すると、これは災害対応という観点からもまさに重要だというふうに思っておりますので、しっかりと取り組ませていただきたいというふうに思っています。
記者)
1点確認なのですけれども、それは体育館だけではなくて、例えば今回の調査では給食調理場なども入っていたと思うのですけれども、そういったものも含まれているというふうに理解してよろしいでしょうか。
大臣)
そこも含めて、概算要求のところでどのように対応していくかも含めて調整がこれからなので、しっかり努力をしていきたいというふうに思います。
(了)
大臣官房総務課広報室