H-ⅡAロケット47号機によるX線分光撮像衛星(XRISM)及び小型月着陸実証機(SLIM)の打上げについて[文部科学大臣談話]

令和5年9月8日(金曜日)
科学技術・学術

 昨日、H-ⅡAロケット47号機の打上げに成功し、搭載していたX線分光撮像衛星(XRISM)及び小型月着陸実証機(SLIM)が所定の軌道に投入されたことを確認いたしました。

 今回の打上げ成功により、H-ⅡAロケットは本年1月に打ち上げられた46号機に続いて41機連続での打上げ成功となり、我が国の基幹ロケットとして着実に実績を積み重ねていることを喜ばしく思っております。

 今回打ち上げたXRISMは、日米欧の国際協力により、地上では観測困難なX線を軌道上から観測し、宇宙の構造形成等に関する謎の解明に挑むものです。また、SLIMは、高精度の月面着陸を実証し、将来の宇宙探査に必須となる共通技術の習得を目指すものです。これらを通じて、我が国の宇宙科学・探査が人類の知の拡大に貢献することを期待しております。

 文部科学省としては、今後も更なる国際競争力の強化を目指し、次世代の基幹ロケットであるH3ロケット及びイプシロンSロケットの打上げに向けて着実に取り組み、我が国の宇宙開発利用の発展に貢献できるよう、関係機関とともに尽力してまいります。

令和5年9月8日
文部科学大臣 永岡 桂子

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