永岡桂子文部科学大臣記者会見録(令和5年6月13日)

令和5年6月13日(火曜日)
科学技術・学術、文化

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宇宙基本計画の閣議決定、旧統一教会に対する報告徴収・質問権の行使

永岡桂子文部科学大臣記者会見映像版

令和5年6月13日(火曜日)に行われた、永岡桂子文部科学大臣の記者会見の映像です。

令和5年6月13日永岡桂子文部科学大臣記者会見

令和5年6月13日永岡桂子文部科学大臣記者会見(※「YouTube」文部科学省動画チャンネルへリンク)

永岡桂子文部科学大臣記者会見テキスト版

大臣)
 冒頭、私からは1件ございます。
 本日の閣議におきまして、今後10年間の宇宙政策の基本方針となります宇宙基本計画が改定されました。この計画を踏まえつつ、宇宙分野における産学官の結節点としての、JAXAの役割・機能の強化、そして、2020年代後半に、米国人以外で初となる日本人宇宙飛行士の月面着陸の実現、そして、H3ロケット試験機1号機の打上げ失敗を踏まえた、原因究明及び次の打上げの成功などに向けて取り組んでまいりたいと考えております。引き続きまして、関係府省と緊密に連携しながら、宇宙開発利用の推進に最大限努めてまいります。
 以上でございます。

記者)
 今発言がありました宇宙基本計画についてですけれども、文科省として特に力を入れたい点と宇宙輸送系に関してどんな取組をしていくかということをぜひ教えてください。

大臣)
 新たな宇宙基本計画には、「JAXAの役割・機能の強化」をはじめといたしまして、我が国が宇宙開発利用で世界をリードするために必要な、様々な取組が盛り込まれております。このうち宇宙輸送につきましては、文部科学省として、H3ロケット試験機の1号機の打上げ失敗の原因究明を進めて、次の打上げの成功に向けて、基幹ロケットの開発に全力で取り組むとともに、民間ロケットの開発支援ですとか、新たな宇宙輸送システムの構築に向けた研究開発等にも取り組んでまいりたいと考えております。宇宙基本計画の遂行に当たりまして、文部科学省に求められる役割というのは大変大きくて、関係府省とも引き続きまして連携しながら、我が国の宇宙開発利用を一層進めてまいりたい、そう考えております。

記者)
 今の質問に関連してなんですけれども、特に宇宙基本計画の中ではJAXAの役割や機能強化というところが入りました。その中で今後は具体的に予算だったり関連する法改正などが必要になってくるかと思いますが、そこに向けた担当大臣の意気込みをお願いします。

大臣)
 宇宙基本計画に盛り込まれた宇宙開発におけます国際競争力の強化等に向けましては、やはりJAXAの役割・機能の強化が大変必要でございます。このために、宇宙開発の中核機関たるJAXAの研究開発力と人的資源の強化というもの、それからJAXAによります大学ですとか、あとは民間事業者の支援機能の強化などが重要と考えております。文部科学省といたしましては、内閣府をはじめとします関係府省と一体となりまして、予算の確保を含めた必要な取組というものをしっかり進めていきたいと、そう考えております。

記者)
 昨日、旧統一教会から6回目の回答が届いたと思います。今後のスケジュール感も含めた大臣の受け止めと、7回目の質問権行使についてどのようにお考えになられているのか教えてください。

大臣)
 事務的にもお知らせしたとおりですね、昨日、旧統一教会に対して報告を求めておりました事項につきまして、資料の提出がございました。今回、提出された資料につきましては、旧統一教会に対します解散命令の請求の可否について適正に判断するために、しっかりと分析を行ってまいりたいと、そう考えております。また、今後の見通しにつきましては、やはり申し訳ございませんが、予断を持ってお答えするということは差し控えさせていただければと思っております。

(了)

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