永岡桂子文部科学大臣記者会見録(令和5年3月7日)

令和5年3月7日(火曜日)
教育、科学技術・学術、スポーツ、文化

キーワード

ワールド・ベースボール・クラシック日本代表への期待、センバツ高校野球始球式等、学校施設又は設備による事故等に関する消費者安全調査委員会の調査報告書、「佐渡島の金山」世界遺産登録の動き、H3ロケット打上げ

永岡桂子文部科学大臣記者会見映像版

令和5年3月7日(火曜日)に行われた、永岡桂子文部科学大臣の記者会見の映像です。

令和5年3月7日永岡桂子文部科学大臣記者会見

令和5年3月7日永岡桂子文部科学大臣記者会見(※「YouTube」文部科学省動画チャンネルへリンク)

永岡桂子文部科学大臣記者会見テキスト版

記者)
 野球のWBCワールド・ベースボール・クラシックが明日、開幕します。去年の年末にはサッカーワールドカップで日本中が大変盛り上がりましたが、6年ぶりの開催となるWBCへの大臣の期待をお聞かせいただきたいのと、あと野球といえば例年、選抜高校野球の開会式で文部科学大臣が祝辞を述べられていて、その後の開幕試合で始球式をされていますが今年も大臣は出席されるのでしょうか。準備などをされていたらその状況を教えてください。

大臣)
 ワールド・ベースボール・クラシック、今盛んにニュースなどで大リーガー達が、日本の国籍を持った大リーガー達が来てくれていると、大変ニュースでも、また騒がしいところではございます。野球の世界一を決めるワールド・ベースボール・クラシック、コロナウイルスなどの影響によりましてだいぶ延期をされました。6年ぶりということでございますので、開幕、今週するわけですけれども、非常に楽しみにしているところです。今回の日本代表侍ジャパン、これ名だたる本当に国内外のトップレベルの選手達が集います、ドリームチームと呼ばれているわけでございますが、多くの国民がその活躍を期待をしている侍ジャパン、これは栗山監督ですね、を中心にチーム一丸となって、くれぐれも怪我のないように、怪我を気をつけていただきたいと、そう思っております。3大会ぶりの頂点を目指しての最高のパフォーマンス、これを期待しているところでございます。
 選抜のことをお聞きいただきました。3月18日から開催されます、第95回記念選抜高等学校野球大会、これ全国各地から多くの選手が参加されます。選手の皆様方には、日頃の練習の成果を大いに発揮をされることを望んでおりますし、また、素晴らしい大会になることをお祈りをさせていただきたいと思っております。私が開会式に出るかどうかというようなお話をいただきましたが、現在、調整をしているところでございます。

記者)
 学校の安全点検対策について伺いたいと思います。消費者安全委員会が報告書をまとめまして、学校の施設や設備の安全点検のやり方を改善しなきゃいけないという話と、あと死亡事故が発生する可能性のある危険な部分について緊急点検をしたほうがいいという報告書をまとめております。これに対して文科省としてどのように対応されるかということと、あとその中では教員が今まで安全点検の範囲をどう担うべきかということについて明確な基準がなかった、中教審の答申にもなかったという話がありまして、外部の専門人材を使ったほうがいいというアドバイスもあったと思います。この辺りの対応についても教えてください。

大臣)
 3月3日でございますが、消費者安全調査委員会におきまして、学校の施設又は設備による事故等に関する調査報告書がとりまとまりまして、文部科学大臣に意見具申されたところです。子供たちの生命とそれから身体の安全確保、これは最優先に取り組むべきと考えていることでございまして、文部科学省は、報告書の公表を受けまして、3月3日、同日にですね、各都道府県教育委員会等に対しましてこれを周知するとともに、例えば春休み、春季休業に際して、報告書に記載されました危険事例、これを参考にして教室のレイアウトなどの変更の適切な方策を講じるように要請したところでございます。報告書の意見への対応につきましては、有識者から専門的な知見をいただきながらですね、教職員の負担を配慮して、実効性ある取組を速やかに検討してまいりたいと考えております。学校の先生方の負担にならないようにということもありましたけれども、やはり学校の先生方はいつもいる子供たちとの教室というのが日常になっております。そこで危険性を見抜くというのはあまりに日常のことなので気がつきにくいというね、こともあろうかと思いますので、特にですね、今回は有識者、つまり外部から来た方にここが危険だよということをちょっと新たな目で見ていただくということが必要なのかなと思っている次第です。

記者)
 徴用工問題についてお聞きしたいと思います。昨日、韓国から徴用工問題に関して解決に向けた考え方が示されたかと思います。朝鮮半島出身の労働者を巡っては現在、世界遺産登録に向けて鋭意準備を進めている佐渡金山の話も当然出てくるわけなんですが、佐渡金山の世界遺産登録に向けて今回の韓国の動き、また日本側もそれに対して色々良い方向にしようということで色々話し合いもしているところだと思うんですが、世界遺産登録に向けてどのような影響があるとお考えか、ご所見をお願いします。

大臣)
 御指摘の韓国政府の発表に対する政府の立場につきましては、昨日ですね、林外務大臣から発表されたと承知をしております。いずれにいたしましても、「佐渡島の金山」の世界遺産登録に向けた取組というのは別の案件であると考えておりまして、文部科学省といたしましては、その文化遺産としての素晴らしい価値がですね、国際社会に評価されるように、引き続きまして、新潟県や佐渡市、そして関係省庁と連携しながら、全力で取り組んでいきたいと考えている次第でございます。

記者)
 間もなくH3ロケットの打上げが予定されています。前回は中止となり今回の打上げには多くの方が期待していますが、打上げに向けて大臣のお言葉をいただけますでしょうか。

大臣)
 H3ロケット試験機1号機は、JAXAから発表の通り、本日10時37分ごろに打上げが予定されております。ちょっと私は今ちょっとその前におりますので、H3は、コストの低減やですね、あとは信頼性の向上などを目指しまして開発を進めてきたロケットでございます。本当に私自身も期待をしているところです。今日打上げの予定でございますが、JAXA関係者皆さんは、本当に引き続き着実かつ確実な取組を進めていただくよう、頑張っていただきたいなと思っております。打上げの後だったら良かったのになと思うんですが、まだ打ち上がっておりませんので、ちょっと残念な気持ちはしておりますが、大変期待をしております。

記者)
 先ほど春の選抜の出席は調整中ということでしたけれども、もし出席される場合は始球式もされますでしょうか。始球式に向けて肩の調整とかはやっていますか。

大臣)
 これはもう調整中としか言いようがございませんので、申し訳ありません。

(了)

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