永岡桂子文部科学大臣記者会見録(令和5年1月17日)

令和5年1月17日(火曜日)
教育、文化、その他

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1月18日開催予定の宗教法人審議会について、1月14日・15日に実施された大学入学共通テストについて、今年の大臣の抱負について

永岡桂子文部科学大臣記者会見映像版

令和5年1月17日(火曜日)に行われた、永岡桂子文部科学大臣の記者会見の映像です。

令和5年1月17日永岡桂子文部科学大臣記者会見

令和5年1月17日永岡桂子文部科学大臣記者会見(※「YouTube」文部科学省動画チャンネルへリンク)

永岡桂子文部科学大臣記者会見テキスト版

大臣)
 本日、冒頭発言はございません。

記者)
 明日、3回目のですね、報告徴収・質問権の行使に向けて宗教法人審議会が開かれますが、これまで教会側から出た1回目・2回目の回答が不十分だという判断なのか、それとも全く違う観点から報告を求めるのか、この3回目の行使を行う大臣の意図を教えてください。

大臣)
 昨日、事務的にお知らせをしました通り、明日18日に、宗教法人審議会を開催いたしまして、旧統一協会に対する報告徴収・質問権の行使についてご審議をいただくこととしております。審議会におけますご議論や、また、ご意見を踏まえまして、速やかに、旧統一教会に対する権限の行使ができますように取り組んでまいりたいと考えているところでございます。その上でですね、まだ審議会にお諮りしていないという現時点におきましては、お尋ねの点を含めまして、権限の行使の詳細につきましてはお答えすることは差し控えさせていただきたいと考えております。明日の審議会の終了後、事務方から必要な説明はさせていただきたいと思っております。以上です。

記者)
 大学入学共通テストについてお尋ねします。大学入試センターの方からは、2日目の時点では、スマートフォンを使った不正行為等は報告されていないという話だったんですけれども、引き続き、そういったものがなかったのかというのと、仮になかったのであれば、昨年と違って、非常に平穏に終わったのかなと思うんですけれども、その辺の大臣の受け止めをお願いします。

大臣)
 現時点では、大学入試センターにおきまして、昨年度に生じましたような、やはりスマートフォンを使用しました不正行為の事案については、各大学から報告は受けていないと伺っております。この14日、15日ですね、実施されました大学入学共通テストにつきましては、ということで、おおむね無事に終了することができたと考えております。やはり、共通テストの円滑な実施に力を尽くされました全ての皆様方に、この場をお借りいたしまして御礼を申し上げたいと思っております。受験生の皆さんにおかれましては、2日間の受験、本当にお疲れ様でしたと思います。また、受験生の皆さんは、引き続き、体調管理に気をつけながらですね、基本的な感染症対策を取りながら、力を尽くして頑張っていただきたいと思っております。また、試験に際しましては、受験生が安心して受験できるように、各会場の警備、これは、随分警察の方でもご尽力をいただいておりますし、また、受験生の円滑な移動のサポート、それから感染症対策につきまして、会場となりました大学、公共交通機関事業者の皆さん、そして関係省庁の皆さん方にもご協力をいただいたわけでございますので、本当にありがたいと思っております。また、共通テストの追再試験ですね、や、また各大学の個別試験につきましても、引き続きまして、ご協力をいただきますようにお願いをしたいと思っております。以上です。

記者)
 今の質問に加えてなんですけれども、ということで、スマートフォンなどの電子機器類の扱いについては、普通に電源を切るなどの対策を、今回、加えたわけですけども、そうした対策が功を奏したと、効果を発揮したというような認識でいらっしゃるのか、大臣の見解をお聞かせください。

大臣)
 今、お話ありましたように、スマホの案件がありましたし、また、昨年におきましては、刺傷事件などが発生をいたしました。やはり昨年の6月に、不正対策、そして安全対策の徹底を各大学に要請したところでございます。これを受けまして、大学入試センターや各大学におきましては、適切に準備を進めてきたものと承知をしております。現時点では、14日、15日の本試験におきましても、昨年のような事件や不正行為といった事案につきましては、各大学から報告は受けておりませんので、これまでの取組、不正対策・安全対策としての実効性はあったものというふうに考えております。引き続きまして、文部科学省も、大学入試センターと各大学が緊密に連携をいたしまして、不正行為を抑止するとともにですね、安全・安心な試験を実施していきたいと考えております。以上です。

記者)
 年始の会見で聞きたかったんですけれども、年も改まりまして、大臣の今年の所感というか、大臣として一番何を今年やりたいかというのをお聞きしたいと思います。あと、来週から国会も始まりますし今年は勤務実態調査もありますし、異次元の少子化対策ということで様々なことができるかなと思います。省としてというよりも、大臣の個人的なお考えでいいのでお答えください。

大臣)
 年頭には聞かれなかった質問を、ちょっとずれてですが、お聞きいただきましてありがとうございます。やはり、昨年は随分と現場に足を運ばせていただきまして、関係者の対話を積み重ねながら、本当に、文部科学省が直面しますいろいろな問題について、改革に果敢に取り組んできたところではございます。そんな中でですね、やはり今年になりますと、まずは予算、文部科学省の中でも、誰もが質の高い教育を受けることができる環境の整備、そして成長のエンジンとなります科学技術・イノベーションの振興、それからスポーツや文化を通じました豊かな国民生活ですね、の実現であるとか、また、その一つ一つを通じて、皆様方と一緒に取り組んでいきたいというふうに思っておりますので、通常国会においては、もう23日ですか、始まりますので、令和5年度の予算をしっかり上げるということですね、それからその後、予算が上がりましてから、しっかりと文部科学省所管の法律ですね、これを成立させるということに尽力を注いでいきたいと思っております。それとですね、その前に、なんと言っても3月から始まります文化庁の京都移転がございますので、これもスムーズにやらなければいけないと思っておりますし、また、今年は、G7の議長国は日本の番でございますので、教育大臣会合につきましては富山・金沢ですね、の大臣会合、これもしっかりとつつがなくやらせていただきたいと、そう考えている次第です。以上です。

(了)

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