令和6年度教師の養成・採用・研修の一体的改革推進事業(時代の変化等に応じた教師の資質能力の向上に資する効果的な研修等に関する研究)公募について

令和6年5月23日

(1)概要

 特別な支援が必要な児童生徒や、特定分野に特異な才能のある児童生徒、日本語指導を必要とする児童生徒、ヤングケアラーと言われる児童生徒など、子供たちの多様化が進む中、教師一人一人が個々の児童生徒の多様な教育ニーズに対応した学びを提供するだけでなく、学校自体が子供たちの多様性を受容でき、それに対応できる組織となる必要がある。特に、特別支援学校や小・中学校の特別支援学級に在籍する児童生徒、小・中・高等学校の通常の学級に在籍しながら通級による指導を受けている児童生徒は増加しており、特別な支援を必要とする児童生徒等に対する適切な理解と対応は、多様化が進む子供たちへの学びを提供する上で重要である。
 文部科学省では、令和4年8月、公立の小学校等の校長及び教員としての資質の向上に関する指標(以下、「育成指標」という。)の策定に関する指針を改正し、教師に共通的に求められる資質能力を5つの柱で再整理している。中でも、「特別な配慮や支援を必要とする子供への対応」は、「学習指導」や「生徒指導」を個別最適に行うものとして、5つの柱の1つに位置付けている。
 このように、特別な支援が必要な児童生徒など多様な教育ニーズへの対応や、多様性を受容し対応できる組織づくりのためには、教師自身が特別な配慮や支援を必要とする子供の特性等を理解し、組織的に対応するために必要となる知識や支援方法を身に付けるとともに、学習上・生活上の支援の工夫を行うことができる能力を身に付けるための実践的な研修が必要である。
 これらを踏まえ、民間団体が提供する体験的なプログラムを取り入れた、個々の教師が多様性の理解を深める「個別最適な学び」と、他の教師との対話や振り返りの機会を確保した「協働的な学び」を通じた教員研修プログラムの開発を行うものとする。
 

(2)スケジュール

 1.公募締切
   令和6年6月13日(木曜日)15時00分(電子メールにて提出すること)
 2. 申請事業の審査
   令和6年6月中旬(予定)
 3.選定結果の通知
   令和6年6月下旬(予定)
 4. 契約締結
   令和6年7月上旬以降、順次締結

 

(3)公募要領等

公募要領等の詳細については以下を御確認ください。
事業計画書(企画提案書)は原則電子メールにより提出するものとし、郵送・直接持参やFAXによる提出は不可とします。
電子メールよる提出が困難な場合等は担当まで御相談ください。

お問合せ先

総合教育政策局教育人材政策課
教員免許・研修企画室 教職員研修係 TEL:03-5253-4111(内線/2986,3572)

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(総合教育政策局教育人材政策課)