5月18日、NanoTerasu(ナノテラス)運用開始記念式典出席のために東北大学青葉山キャンパス(宮城県仙台市)を訪れた盛山大臣は、東北大学の災害科学国際研究所等を視察しました。
災害科学国際研究所では、栗山所長らから、音響トランスポンダを用いた海底地殻変動の観測・研究の詳細を説明いただくとともに、地域のボランティアの皆様が被災した古文書資料の救済・保存と修復の作業に取り組まれている様子などを見学しました。
国際放射光イノベーション・スマート研究センターでは、4月に運用が開始されたNanoTerasu を核とした東北大学内外の共同研究について説明いただき、第1号の論文が既に発表されたことや、NanoTerasu を活用した研究開発、早期実装への期待等について意見交換しました。
その後、東北大学発のスタートアップであるCislunar Technologiesの超小型衛星の開発現場を見学するとともに、同様に同大学発スタートアップであるElevation Space、ファイトケミカルプロダクツの研究内容について説明いただきました。
冨永総長らとの意見交換では、盛山大臣は、既にNanoTerasuをいかした論文が発表されたというスピード感について賛辞を送るとともに、世界最高水準かつ日本で唯一の第4世代放射光施設であるNanoTerasu が誇る性能を生かした今後展開に改めて高い期待を示しました。
NanoTerasu運用開始記念式典についてはこちら
https://www.mext.go.jp/b_menu/activity/detail/2024/20240518.html