永岡大臣が、東京電力ホールディングス株式会社小早川社長に要請

12月20日(火曜日)
科学技術・学術

  12月20日、永岡大臣は東京電力ホールディングス株式会社小早川社長に対し、福島第一、第二原発事故による損害賠償についての要請を行いました。

  同日開催された第63回原子力損害賠償紛争審査会において、「東京電力株式会社福島第一、第二原子力発電所事故による原子力損害の範囲の判定等に関する中間指針第五次追補(集団訴訟の確定判決等を踏まえた指針の見直しについて)」が策定されました。

  これを受けて、永岡大臣は小早川社長に対して第五次追補を手交するとともに、その内容を十分に踏まえ、中間指針で賠償の対象と明記されていない損害も、直ちに賠償の対象外とすることなく、被害者の方々の心情にも配慮した誠実な対応等により、迅速、公平かつ適正な賠償を実施するよう要請しました。

  小早川社長からは、本件事故により、福島の皆さまをはじめ、広く社会の皆さまに、御負担と御迷惑をおかけしていることに対するお詫びの意が示されるとともに、大臣の要請を重く受け止め、第五次追補に出来るだけ早く対応していくとの旨が述べられました。