国際宇宙ステーション(ISS)に滞在中の若田光一宇宙飛行士とのリアルタイム交信

12月16日(金曜日)
科学技術・学術

  12月16日、国際宇宙ステーション(ISS)と総理官邸特設スタジオを繋いで、ISSに滞在中の若田光一宇宙飛行士とリアルタイム交信を行い、岸田総理、永岡文部科学大臣、高市内閣府特命担当大臣(宇宙政策)、星出宇宙飛行士及び第3回「きぼう」ロボットプログラミング競技会日本代表の東京工業大学の学生5名が出席しました。

  冒頭、総理からは、日本人最多の5回目の宇宙飛行、日本人で初めて宇宙空間での累積滞在期間が365日を超えられ、我が国の有人宇宙開発を先導してこられた若田さんへ敬意を表しました。

  永岡大臣からは、先月、月周回有人拠点「ゲートウェイ」に関する日米の実施取決めに署名し、また2030年までのISS運用延長に参加することを日本政府として決定した際にISSからメッセージをいただいたことへ御礼を述べました。
  そして、現在、月探査を見すえた新しい宇宙飛行士の選抜が行われていることに触れつつ、次の世代の宇宙飛行士と、どのような宇宙開発を行っていきたいかを尋ねました。
  若田さんは質問に対し、
「日本が、これから月や火星などの有人宇宙活動を広げていく中で、新しい宇宙飛行士の世代の皆さんと様々なことに果敢に挑戦していきたいと思っております。これまで自分も宇宙飛行の経験をさせていただいたので、若いみなさんにも共有したいと思いますし、逆に、若い宇宙飛行士が持っている豊かな創造性、思いもよらないようなアイデアを大切にしながら、お互いに刺激し合いながら進んで行ければ良いと思っております。」
と、回答をいただきました。

  【参考】
☆岸田内閣総理大臣と若田光一宇宙飛行士のISS交信(VIPコール)
(JAXAイベントライブ配信専用チャンネル)
https://www.youtube.com/watch?v=iIVpzL4XkIA 別ウィンドウで開きます

  ☆首相官邸Twitter
「学生の皆さんと一緒に、ISS滞在中の宇宙飛行士・若田光一さんと交信し、豊富な経験で、宇宙開発を先導されていることに敬意を表しました。日本は、米国などと協力し、ISS活用、アルテミス計画など、宇宙開発に積極的に取り組みます。」
https://twitter.com/kantei/status/1603770241150226439 別ウィンドウで開きます