10月4日(火曜日)
科学技術・学術
10月4日、永岡大臣はITER機構 多田栄介機構長の表敬訪問を受け、核融合エネルギーの実現に向けたITER計画の推進について意見交換を行いました。
ITER(イーター)は、核融合エネルギーの実現に向け、フランスに建設中の実験炉です。核融合に必要な燃料は、海水から採取することができ、二酸化炭素等を排出することがないといったメリットがあり、エネルギー問題と環境問題を根本的に解決するものと期待されています。本計画には、日本、欧州、米国、ロシア、中国、韓国、インドが参加しており、ITER機構は、これらをまとめ、計画の推進を担う国際機関です。
永岡大臣は、過去に文部科学副大臣として訪仏し、ITERの建設状況などを視察した際、多田機構長にお世話になったことや、7極が参加する国際機関のトップとして、多田機構長がマネジメントを行っていることに対する感謝の言葉を伝えました。また、将来を担うエネルギーとして核融合が政府全体として注目されている中で、その最前線を走るITER計画に対する期待を述べました。
多田機構長からは、有力な未来の電源である核融合エネルギーの実現と科学技術の振興のため、ITER計画を進めていくことが重要であるとの言及があり、我が国の引き続きの協力について要請がありました。これを受け、永岡大臣は、ITER計画の成功に向けて、日本が引き続き必要な支援を行っていく旨表明しました。
※核融合エネルギーの実現に向けて(文部科学省HP)
https://www.mext.go.jp/a_menu/shinkou/fusion/
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