永岡大臣が第19回 科学技術と人類の未来に関する国際フォーラム(STSフォーラム)年次総会に出席

10月2日(日曜日)
科学技術

  10月2日、永岡大臣は京都市で開催された科学技術と人類の未来に関する国際フォーラム(STSフォーラム)年次総会に出席しました。

  この国際会議は、世界各国の閣僚や科学者、政策立案者、ビジネスマン、ジャーナリストなどが一堂に会して、科学技術と人類の未来について議論、意見交換する場として毎年開催されるもので、約80の国・地域から1,000人を超える参加者が集まります。開会式では岸田総理大臣が基調講演の中で、基礎研究力の強化などについて強調されました。

  永岡大臣は、東京大学の藤井輝夫総長を議長としたセッション「研究におけるサイロの打破:学際的研究を効果的に実施するには?」に、学術誌Natureのマグダレーナ・スキッパー編集長やノーベル賞受賞者の吉野彰博士らと共に登壇しました。
  永岡大臣は、
「これから人類が直面する課題には、新たな知識が不可欠です。学際的研究はそれに対応しうる人類共通の取り組みです。」
と話し、令和2年の科学技術・イノベーション基本法改正に基づいた「総合知」の振興や、人文・社会科学系大学院の教育改革、理工系人材支援に伴う組織改革のほか、国際感覚を持つ若手人材育成など複層的な取り組みを通じて学際的研究の支援を行っていくことを紹介しました。

  また、永岡大臣は、STSフォーラム出席のために来日されている、EUのマリヤ・ガブリエル イノベーション・研究・教育・青少年担当欧州委員、米国のセスラマン・パンチャナサン米国科学財団(NSF)長官、南アフリカのボンギノシ・エマニュエル・ンジマンデ高等教育科学革新大臣とも会談を行い、科学技術イノベーション分野でのさらなる連携強化や、来年度開催のG7教育大臣会合への出席の働きかけなどを行いました。