永岡大臣がベンジャミン・リスト博士(2021年ノーベル化学賞受賞)と意見交換

9月28日(水曜日)
科学技術・学術

  9月28日、2021年にノーベル化学賞を受賞されたベンジャミン・リスト博士(北海道大学化学反応創成研究拠点(WPI-ICReDD※)の主任研究者)が永岡大臣を表敬訪問され、世界トップレベルの研究環境等について意見交換をしました。

  冒頭、永岡大臣より、昨年のノーベル化学賞の受賞をお祝い申し上げるとともに、ICReDDにおいて主任研究者として御尽力いただいていることについて感謝の意を伝えました。
  また、我が国の研究人材の国際頭脳循環を加速していくため、リスト博士のような海外の優秀な研究者が日本で研究したいと思えるような魅力的な研究環境を整備する重要性について述べられました。
  リスト博士からは、優秀な研究者がいるところにはさらに優秀な研究者が引き寄せられるものであるため、WPIのような取組を継続していくことが、日本の研究力の強化において重要であることや、国際頭脳循環をさらに進めていくためには辛抱強く、講じている取組の効果が表れるのを待つことが必要であるなどと述べられました。

※WPI・・・世界トップレベル研究拠点プログラム(World Premier International Research Center Initiative)
我が国に高度に国際化された研究環境と世界トップレベルの研究水準を誇る国際研究拠点を形成するために2007年度より開始された文科省の事業