ドゥテルテ フィリピン副大統領兼教育大臣が簗副大臣を訪問し、日本の初等中等教育の取組について意見交換しました

9月26日(月曜日)
教育・国際

  9月26日、安倍元総理の国葬儀に大統領特使として出席するために来日されたサラ・ドゥテルテ・カルピオ フィリピン副大統領兼教育大臣が、簗副大臣を表敬訪問されました。

  ドゥテルテ副大統領は、日本とフィリピンは長年の友好国であり、人材育成を国家の優先事項としている共通点があると述べました。
  フィリピンにおいては、マルコス政権下で教育を重視する方針が示されており、また、新型コロナ禍を受けて停止されていた対面授業が再開されたばかりの状況であることを踏まえ、ドゥテルテ副大統領からは、ハイブリッド授業の実施や学校における新型コロナ感染症対策について、日本の初等中等教育の取組に学びたいとの希望が示されました。

  簗副大臣は、これら関心事項を踏まえ、日本の学校における新型コロナウイルス対策について、感染対策と教育活動の両立を図りつつ、衛生管理を徹底しながら、対面授業の実施を通じて学びの継続を重視した取組を進めている旨を述べました。
  また、ICTを活用した教育に関しては、GIGAスクール構想の下で一人一台端末の整備が概ね完備されていることを紹介し、対面とデジタルのベストミックスを図っていくと述べました。更に、日本においては知・徳・体のバランスのとれた「生きる力」の育成を目指していることを紹介しました。そして、ドゥテルテ副大統領は、今回の来日中に港区の小学校を訪問することから、日本の教育を学ぶ良い機会にしてほしいとの期待を述べました。