簗副大臣が東京工業大学を視察

9月12日(月曜日)
教育、科学技術・学術

  東京工業大学は、国内トップレベルの理工系大学でありながら、学部・大学院を通じてリベラルアーツ教育を重視するなど、先導的な教育改革にも取り組んでおり、平成30年3月には世界最高水準の教育研究活動の展開が見込まれる指定国立大学法人の指定を受けています。

  簗副大臣は視察の中で、教員から先導的な環境エネルギー、量子計測技術に関する研究についての説明を受けました。また、博士課程学生からも自らが取り組む固体量子センサの研究活動についての説明を受けた他、学部学生・修士課程学生と車座での懇談を行い、学生からは「リベラルアーツ教育で文系の視点に触れ、視野が広がった」「将来は好きな数学で世の中の役に立ちたい」などの発言等がありました。簗副大臣は、一人一人の学生の発言に耳を傾けるとともに、教育政策の課題である文理横断教育や理工系人材養成についても学生の率直な考えを聞くなど、活発な意見交換を行いました。
  簗副大臣は、懇談後、学生たちの将来の活躍に向けて激励しました。

  その後、東京工業大学の未来社会デザイン機構が“ありたい未来の社会”を年表にまとめた「東京工業大学未来年表」について説明を受けるとともに、益学長をはじめとする大学執行部との懇談を行いました。懇談を踏まえ、これまで東京工業大学が取り組んできた先導的な教育研究に関する所感や、これからの同大学に期待すること等をお伝えしました。

  文部科学省では、今回の視察の内容も踏まえ、よりいっそうの国立大学改革の推進に取り組んでまいります。