東京藝術大学大学美術館で特別展「日本美術をひも解く―皇室、美の玉手箱」を簗副大臣が視察

8月30日(火曜日)
教育、科学技術・学術

  8月30日、簗副大臣が東京藝術大学大学美術館で開催中の特別展「日本美術をひも解く―皇室、美の玉手箱」を視察しました。

  この特別展は、宮内庁三の丸尚蔵館が収蔵する皇室ゆかりの美術品に、東京藝術大学のコレクションを加えた多種多様な作品によって、日本美術をわかりやすく紹介するものです。

  同館を訪れた簗副大臣は、視察に先立って日比野克彦東京藝術大学長・黒川廣子東京藝術大学大学美術館長らと懇談し、三の丸尚蔵館収蔵品として昨年度に初めて国宝の指定を受けた全5件の作品が公開されることなど、本展の概要について説明いただきました。

  その後、黒川館長による解説を聞きながら、昨年度指定の国宝である「動植綵絵」(伊藤若冲筆)十幅を始めとする絵画や、優美な書跡、精緻な彫金など、奈良時代から昭和にかけての多彩な優品を視察しました。

  視察後に簗副大臣から、今回の特別展のように、美術品の公開を進めていく上での御意見をうかがったところ、黒川館長からは、展示による美術品への影響などを考えながら、保存と公開を両輪で行うことが大切であるとお話をいただきました。

  文部科学省では、今回の視察も参考としながら、文化財保存・活用の推進に一層取り組んでまいります。

日比野学長・黒川館長らと懇談する簗副大臣

黒川館長から説明を受ける簗副大臣