第13回日中韓文化大臣会合にオンラインで出席

8月26日(金曜日)
文化

  26日(金)、永岡文部科学大臣は、第13回日中韓文化大臣会合にオンラインで出席し、中国の胡和平(フー・フーピン)文化観光部長、韓国の朴普均(パク・ボギュン)文化体育観光部長官と意見交換を行いました。
  会合では、
(1)新型コロナウイルス感染症拡大の影響が続く中でも、連携して文化芸術活動の発展を支えていくこと
(2)東アジア文化都市事業等、日中韓の枠組での文化協力事業を引き続き推進していくこと
(3)日中韓の文化芸術の魅力とその文化的価値を世界にも発信していくこと
等について三大臣間で一致し、その成果を盛り込んだ「曲阜(きょくふ)行動計画」を発出しました。
  また、今回の会合では、2023年東アジア文化都市として日本は静岡県、中国は成都(せいと)市及び梅州(ばいしゅう)市、韓国は全州(チョンジュ)市が正式に決定されました。
  本大臣会合の成果を踏まえ、同日、オンラインにて、中国の胡和平文化観光部長、韓国の朴普均文化体育観光部長官及び2023年東アジア文化都市の首長等の同席の下、2023年東アジア文化都市宣布式も行われました。
  これらの成果を踏まえて、日中韓三か国は、今後も、文化芸術の発展のために連携するとともに文化交流を推進し、この地域の文化芸術の魅力を世界に発信していきます。

【参考1】日中韓文化大臣会合の開催経緯
第1回 2007年9月 中国南通(ナントン)
第2回 2008年12月 韓国済州(チェジュ)
第3回 2011年1月 奈良
第4回 2012年5月 中国上海(シャンハイ)
第5回 2013年9月 韓国光州(グワァンジュ)
第6回 2014年11月 横浜
第7回 2015年12月 中国青島(チンタオ)
第8回 2016年8月 中国済州(チェジュ)
第9回 2017年8月 京都
第10回 2018年8月 中国ハルビン
第11回 2019年8月 韓国仁川(インチョン)
第12回 2021年8月 北九州

【参考2】東アジア文化都市
○日中韓文化大臣会合での同意に基づき、日中韓3か国において、文化芸術による発展を目指す都市を選定し、その都市において、現代の芸術文化や伝統文化、また多彩な生活分野に関連する様々な文化芸術イベント等を実施するもの。これにより、東アジア域内の相互理解・連帯感の形成を促進するとともに、東アジアの多様な文化の国際発信力の強化を図る。
○実績
2014年(開始年):日本(横浜市)、中国(泉州市)、韓国(光州広域市)
2015年:日本(新潟市)、中国(青島市)、韓国(清州市)
2016年:日本(奈良市)、中国(寧波市)、韓国(済州特別自治道)
2017年:日本(京都市)、中国(長沙市)、韓国(大邱広域市)
2018年:日本(金沢市)、中国(ハルビン)、韓国(釜山広域市)
2019年:日本(豊島区)、中国(西安市)、韓国(仁川広域市)
2020年:日本(北九州市)、中国(揚州市)、韓国(順天市)
2021年:日本(北九州市)、中国(紹興市・敦煌市)、韓国(順天市)
2022年:日本(大分県)、中国(温州市・済南市)、韓国(慶州市)
2023年:日本(静岡県)、中国(成都市・梅州市)、韓国(全州市)

※第13回日中韓文化大臣会合について(文化庁HP)
https://www.bunka.go.jp/seisaku/kokusaibunka/kokusai_kaigi/93759501.html 別ウィンドウで開きます

曲阜行動計画を持ち、永岡大臣、中国の胡和平文化観光部長、韓国の朴普均文化体育観光部長官の記念撮影

2023年東アジア文化都市宣布式にて、日本の2023年東アジア文化都市として川勝平太静岡県知事へ永岡大臣から認定証を授与

2023年東アジア文化都市として中国の成都市と梅州市へ胡和平文化観光部長から認定証を授与

2023年東アジア文化都市として韓国の全州市へ朴普均文化体育観光部長官から認定証授与