末松大臣が新潟県佐渡市を訪問し、世界遺産に推薦している「佐渡島の金山」を視察

8月8日(月曜日)
文化

  8月7日、末松大臣は新潟県佐渡市を訪問し、世界遺産に推薦している「佐渡島の金山」を視察しました。

  「佐渡島の金山」は、17世紀に世界最大級・最高品質の金を生産し、江戸時代の終わりまで伝統的手工業のみで採掘が行われた世界に類を見ない遺跡であり、世界文化遺産として推薦しています。

  「佐渡島の金山」の推薦書をめぐっては、ユネスコ事務局と議論を続けてきましたが、審査が前に進まない状況にあり、誠に遺憾ながら、審査をできる限り早期かつ確実に進め、登録を実現するために、改めて提出するという決断に至りました。今後、地元自治体や関係省庁と連携しながら、推薦書の改訂作業を進める必要があります。

  このため、末松大臣は、8月1日には新潟県庁を訪問し花角新潟県知事と面会し、また今回、渡辺佐渡市長、伊貝副市長と面会し、「佐渡島の金山」の推薦書を改めて提出することに至った経緯を説明するとともに、世界遺産登録に向けて協力をお願いしました。

  その後の「西三川砂金山」や「相川金銀山」の視察では、実際に坑道跡を歩くなど、現場を体感することにより、伝統的手工業による掘削・測量技術など、その高い文化的価値を確認しました。

  文部科学省では、引き続き、地元自治体や関係省庁と緊密に連携し、「佐渡島の金山」の世界遺産登録に向け、全力で取り組んでまいります。

渡辺佐渡市長(オンライン参加)及び伊貝副市長と面会する末松大臣

西三川地区にて導水路跡の説明を受ける末松大臣及び花角新潟県知事

相川金銀山を視察する末松大臣