国際地理オリンピックの銀メダル受賞者らが末松大臣を表敬訪問

7月19日(火曜日)
科学技術・学術

  国際地理オリンピックとは、地理及び環境への青少年の積極的な関心を刺激することや、異なる国の若者同士の交流を促進し、国家間の理解に貢献することなどを目的とした、高校生等が対象の国際大会です。競技は出題・解答ともに英語で行われ、地形図や資料、景観資料などを基に与えられた問に回答し、その合計点で競います。
  今年は、54の国と地域から参加(オンライン開催)した209名のうち、日本からは国内大会(受験者1,222名)により選抜された4名が参加し、銀メダル1名、銅メダル2名という成績を収めました。

  7月19日、2022年の国際地理オリンピックに日本代表として出場した生徒の皆さんが、結果報告のために文部科学省を訪問されました。末松大臣は文部科学大臣表彰及び文部科学大臣特別賞を授与し、お祝いと労いの言葉を伝えました。

  生徒の皆さんとの懇談で、国際地理オリンピックに参加した感想を伺ったところ、
「自然地理のみならず地学、生物学などの知識を活用する必要があるなど、過去の試験と比べても非常に難しかったですが、好成績を収めることができほっとしています。」
と話してくれました。
  また、地理に関心を持ったきっかけを伺ったところ、
「鉄道・道路に関心が高く、そこから産業も含めた地理へと興味が広がっていきました。」
などと話してくれました。

  末松大臣は、
「今回の国際地理オリンピックの問題のように、一つの分野だけでなく色々な分野の要素が入った高度な内容に深く取り組んでいる皆さんに敬意を表します。文部科学省としても、皆さんのような人材を育てていくことが正に教育投資であり、非常に重要と思っています。是非とも将来の日本を支えていってください。」
と、生徒の皆さんを激励しました。