アネーク・ラオタンマタット タイ・高等教育・科学・研究・イノベーション大臣が末松大臣を訪問

7月15日(金曜日)
教育、国際

  7月15日、アネーク・ラオタンマタット タイ・高等教育・科学・研究・イノベーション大臣が、末松大臣を訪問されました。

  近年、日本とタイとの二国間交流は活発化しており、高等教育の分野においても、留学生交流・大学間交流が活発に行われています。
  末松大臣はアネーク大臣の訪問を歓迎後、日本におけるタイとの高等教育分野における交流を紹介しました。また、タイが日本独自の教育システムである高等専門学校(高専)を導入し、日本型高専教育システムによる人材育成を行っている(*)ことに言及し、引き続きタイ高専のサポートに努めることを表明しました。

  アネーク大臣からは、タイにおける高専の取組について紹介いただきました。また、科学技術の分野についても更なる支援への期待が表明されました。

  さらに、日本の高専とタイ高専との交流や、タイ高専の持続的な運営を含めた両国の更なる発展について、意見交換を行いました。

*タイ高専プロジェクト
  「日本型高等専門学校の教育制度(KOSEN)」を本格的に導入したタイ初の高専(KOSEN-KMITL)が令和元年5月に、2校目の高専(KOSEN KMUTT)が令和2年6月に、それぞれ開校しました。
  これらタイ高専では、産業政策「タイランド4.0」で示される産業を支える実践的で革新的な技術者を育成しています。国立高等専門学校機構では、円借款事業に基づく教育サービス提供者として、タイ高専の設置運営支援のため、日本の高専教員を派遣し、現地のタイ人教員への指導・研修を行っています。また、日本の高専をプロジェクト推進校として、日本への学生受入れや教材作成などの支援も行っています。