第3回教育未来創造会議を開催

5月10日(火曜日)
教育

  5月10日、第3回教育未来創造会議が内閣総理大臣官邸で開催され、我が国の未来をけん引する大学等と社会の在り方について、第一次提言が取りまとめられました。

  末松大臣の司会進行のもと、ワーキング・グループの清家座長より報告された提言案について、会議構成員の皆様に承認をいただき、その後、これまでの議論の感想や政府への期待・要望などについて御意見をいただきました。

  議長の岸田内閣総理大臣は会議の締めくくりで、有識者の皆様への感謝を表した後、
「人への投資を通じた成長と分配の好循環を教育・人材育成においても実現することは、新しい資本主義の実現に向けて、喫緊の課題です。
  このため、自然科学分野の学生の割合についてOECD諸国で最も高い水準である5割程度を目指すなど具体的な目標を設定し、
・デジタル・グリーン等の成長分野への大学等再編に向けた大胆な規制の緩和と初期投資や開設年度からの継続的な支援
・高校・大学・大学院を通じた文理横断教育の推進、理系女子の活躍促進に向けた官民総がかりの機運醸成、
・給付型奨学金・授業料減免の中間層への拡大や、ライフイベントに応じた柔軟な出世払いの仕組みの創設
・産業界を巻き込んだリカレント教育強化に向けた大学等における組織整備やガイドラインの策定
こうしたことについて、速やかに法令改正や予算措置等の準備を進め、実行に移してまいります」
と述べました。

  今後は第一次提言の着実な実行に向けて、夏までに施策の工程表の作成を行うとともに、我が国の教育と人材育成に関わる課題の解決に向け、引き続き議論が進められる予定です。

※教育未来創造会議(内閣官房HP)
https://www.cas.go.jp/jp/seisaku/kyouikumirai/index.html別ウィンドウで開きます