科学技術分野の文部科学大臣表彰は、昭和34年に科学技術功労者表彰として発足して以来、毎年、科学技術に関する研究開発、理解増進などにおいて顕著な成果を収めた方々を顕彰しているものです。
令和4年度の受賞は、
『科学技術賞』開発部門:18件(60名)、研究部門:48件(65名)、科学技術振興部門:7件(23名)、技術部門:10件(20名)、理解増進部門:12件(40名)
『若手科学者賞』98名、『創意工夫功労者賞』479名、『研究支援賞』9件(16名)
でした。
4月20日、表彰式を執り行い、科学技術賞の各部門、若手科学者賞、研究支援賞のそれぞれ代表者に末松大臣から表彰状が授与されました。
末松大臣は、お祝いの言葉とともに、
「科学技術・イノベーションを担い、未来を切り開く主体は「人」です。若手研究者をはじめとする、研究者や技術者の方々が研究開発に腰を据えて取り組めるよう、支援の充実にしっかりと取り組んでまいります。さらに、学術研究や基礎研究の充実、産学官共創の場の形成等にも取り組んでまいります」
と伝えました。
受賞者を代表して、科学技術賞開発部門で受賞された今岡仁さん(日本電気株式会社NECフェロー)が挨拶され、
「私たち研究者・技術者は科学・技術を通じてレジリエンスな社会の構築、カーボンニュートラルの実現、そして平和な社会へ貢献する事が不可欠であると考えます。この度の栄誉は、私たち研究者・技術者がそれぞれの分野で精進していくにあたり、この上ない励みとなります」
と、科学技術を通じた社会への貢献について語られるとともに、受賞の喜びと、多くの関係の皆様への感謝を述べられました。
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