世田谷区立下北沢小学校、国立大学法人東京農工大学を末松大臣が視察

4月4日(月曜日)
教育、科学技術・学術

  4月4日、末松大臣は視察のため、世田谷区の下北沢小学校と国立大学法人東京農工大学の小金井キャンパスを訪れました。

  世田谷区立下北沢小学校では、校内研修や授業研究などの「教師同士の協働的な学び」の重要性について、校長先生や先生方との意見交換を行いました。
  まず、下北沢小学校が昨年実施した、先生方の校内研修について紹介していただきました。1年間にわたるこの研修では、前半で全児童に配布されたタブレットの機能を把握する研修を行い、後半は前半で得た知識を生かして授業を実践し、その成果や課題を先生同士で報告し合ったということです。
  また、教師の研修履歴の記録の活用事例について、大字校長先生からお話いただきました。年3回ある先生方との面談の際に、研修履歴が「学びの足あと」として手元にあると、校長先生も先生方もこれからの学びについて具体的に考えて計画できるということです。

  次に訪れた国立大学法人東京農工大学は、スタートアップ創出支援をはじめ、産学官連携の様々な取組を通じて、研究成果等の社会実装に取り組んでいます。末松大臣は、スタートアップが入居する農工大・多摩小金井ベンチャーポートを視察しました。
  末松大臣は、起業を目指す研究者や、農工大発のスタートアップ関係者との意見交換を行い、骨粗しょう症の診断技術の事業化計画や、野菜粉砕技術を用いた商品販売(栄養成分を保持したまま賞味期限を延伸)で起業した事例、水田の抑草ロボットの開発事例等を伺いました。
  その後、自動運転システム開発の研究拠点を視察しました。末松大臣はポンサトーン教授と自動運転に関する産学共同研究の状況について意見交換を行い、自動運転車の試乗も行いました。

  今回の視察を踏まえて、文部科学省は、教師の養成・研修の更なる充実や、大学発スタートアップ創出とその基盤となる人材が持続的に創出されるエコシステムの形成を推進してまいります。

【世田谷区立下北沢小学校】

意見交換

校内研修について質問する末松大臣

【国立大学法人東京農工大学】

千葉学長との意見交換時に冒頭挨拶をする末松大臣

起業を目指す研究者から研究内容の説明を受ける末松大臣

農工大発スタートアップの社長から事業説明を受ける末松大臣

農工大・多摩小金井ベンチャーポートの前での記念撮影