星出宇宙飛行士が末松大臣を表敬訪問

1月31日(月曜日)
科学技術・学術

  1月31日、星出彰彦宇宙飛行士が末松大臣を訪問され、昨年4月23日から11月8日までの国際宇宙ステーション(ISS)長期滞在中のミッションなどについて報告されました。面会には田中副大臣、高橋政務官も同席しました。

  末松大臣は最初に、
「星出さんが日本人として2人目となるISS船長としての任務を果たされたことを誇りに思います」
と伝えました。また、ISS滞在中の星出さんと日本中の子供たちをオンラインでつないで昨年7月に実施した「GIGAスクール特別講座」について触れ、宇宙から講師として参加いただいたことについて感謝を述べました。
  田中副大臣は、宇宙での経験を、大人にも子供にも面白く伝えて欲しいと期待を述べ、高橋政務官は、大任を終えてほっとした表情の星出さんに労いの言葉をかけました。

  星出さんは、ISS船長として5か月間、地上のチームと一丸となって任務に取り組んだことをお話しくださいました。また、ISSで実施した科学実験の成果を報告していただき、細胞が重力を検知するメカニズムを解明するための実験や、宇宙での食糧生産につながる実験などを紹介していただきました。
  星出さんは笑顔で、
「新しい宇宙飛行士の募集も始まり、民間の方も宇宙に出ていくなど、宇宙は新しい時代を迎えている。我々も宇宙探査に向けて、一生懸命頑張っていきます」
と、更なる活動への意気込みを語られました。

左から、山川JAXA理事長、田中副大臣、星出宇宙飛行士、末松大臣、高橋政務官