第1回教育未来創造会議を開催

12月27日(月曜日)
教育

  12月27日、第1回教育未来創造会議が内閣総理大臣官邸で開催され、末松文部科学大臣兼教育再生担当大臣が出席しました。

  教育未来創造会議は、
・高等教育をはじめとする教育の在り方について、国としての方向性を明確にする
・誰もが生涯にわたって学び続け学び直しができるよう、教育と社会との接続の多様化・柔軟化を推進する
ために開催されるものです。

  第1回会議は末松大臣の司会のもと進行し、関係閣僚や有識者の構成員よりそれぞれ専門的立場から発言いただきました。

  議長の岸田内閣総理大臣からは、
「教育・人材育成といった人への投資は、成長の源泉です。誰もが夢や希望を持てる未来を創造できるよう、教育・人材育成に政府一丸となって全力を挙げて取り組んでまいります」
との挨拶がありました。そのうえで、直ちに取組を進める事項として、次の3点が挙げられました。
(1)イノベーションを創出する官民の人材育成を強化していくため、人材育成への投資や大学等の機能強化を強力に推進すること。
(2)高等教育の新たな可能性を切り拓いていくため、デジタル技術を駆使したハイブリッド型教育を進めること。
(3)世界と伍する研究大学の実現や大学法人のガバナンス強化に向けて、大学の経営改革を着実に進めること。

  結びに、
「この会議においては、大学等の機能強化、学びの支援、学び直しの環境整備について、引き続き議論の上、来年の初夏までに第一次提言の取りまとめを行い、速やかに実行に移していまいりたいと考えています」
と岸田総理が述べ、閉会となりました。

  今後は第一次提言の取りまとめに向けて、末松大臣と有識者により構成されるワーキング・グループが開催され、我が国の未来を担う人材の育成の在り方について、専門的、多角的な検討が深められる予定です。

※教育未来創造会議(内閣官房HP)
https://www.cas.go.jp/jp/seisaku/kyouikumirai/index.html別ウィンドウで開きます