12月27日、「日本書道文化協会」の井茂圭洞会長、「日本の伝統的なこうじ菌を使った酒造り技術の保存会」の小西新右衛門会長をはじめ、登録無形文化財保持団体関係の皆さまが末松大臣を表敬訪問されました。
今年6月、無形文化財(歴史上または芸術上の価値の高い「わざ」)の保存と活用を一層進めるため、文化財保護法が改正され、無形文化財の「登録」という新しい制度ができました。
この制度に基づき、12月2日に「書道」及び「伝統的酒造り」が初の登録無形文化財として登録されるとともに、「日本書道文化協会」及び「日本の伝統的なこうじ菌を使った酒造り技術の保存会」がそれぞれのわざを保持する団体(保持団体)として認定されました。
※関連リンク
登録無形文化財の登録に関する文化審議会答申(文化庁ウェブページ)
書道の登録無形文化財への登録について(文化庁広報誌「ぶんかる」)
伝統的酒造りの登録無形文化財への登録について(文化庁広報誌「ぶんかる」)
この日、文部科学省を訪れた両団体の会長に対し、末松大臣が保持団体としての認定書を手交しました。
両団体の皆さまは、それぞれ「書道」及び「伝統的酒造り」の文化財登録に対する謝辞を述べられるとともに、保持団体として保存・継承にしっかり取り組んでいく旨の意気込みを語られました。
末松大臣は両団体の皆さまに対し、文化財登録について祝意を述べるとともに、関係者が一丸となって文化財保護に努めていただくよう激励されました。