第１回「大学研究力強化委員会」を開催

  12月１日、科学技術・学術審議会の下に新たに設置した「大学研究力強化委員会」の第１回会議を開催しました。田中副大臣が出席し、東北大学の大野総長を主査とする委員等と議論を行いました。

  大学は多様な知の結節点であり、最大かつ最先端の知の基盤です。我が国の成長とイノベーションの創出に当たって、大学の研究力を強化することは極めて重要です。そのため、大学研究力強化委員会では、国公私立大学の研究人材、資金、環境等に係る施策を戦略的かつ総合的に推進するための調査検討を行うことにしています。

  冒頭、田中副大臣から、
「岸田政権の成長戦略の第一の柱は「科学技術立国の実現」です。本委員会では、世界と伍する研究大学のみならず、「多様な研究大学群の形成」に向けて、大学の強みや特色を伸ばし、研究力や地域の中核としての機能を強化する上で必要な取組や支援策など、幅広い観点から議論を行っていただきたいと考えています。未来の先行投資を担う文部科学省として、『日本の確かな未来のために』本委員会での議論を、我が国全体の研究力強化にしっかりとつなげてまいります」
と挨拶しました。

  会議では、大学の研究力向上に向けた本質的な課題に関する問題提起や、大学を中核とした好循環を生み出すための具体的な好事例の紹介など、活発な議論が行われました。

  次回以降、第１回の議論を踏まえつつ、課題解決のための方策等の議論を深め、我が国全体の研究力強化に向けた具体的な取組を加速していきます。

※科学技術・学術審議会　大学研究力強化委員会（第1回）会議資料
https://www.mext.go.jp/kaigisiryo/mext_00305.html