東京2020オリンピック・パラリンピック競技大会文部科学大臣顕彰・表彰式

9月21日(火曜日)
スポーツ

  9月21日、東京2020オリンピック・パラリンピック競技大会に係る文部科学大臣顕彰・表彰式を執り行いました。選手を始めとして、指導者や支援団体の代表者も受章されました。

  萩生田大臣は挨拶で、「この大会は、過去に例のない1年延期やコロナ禍での開催という極めて困難な状況での大会でした。そのような状況にあっても、日々練習を重ねてきた選手・指導者の皆さま、変わらずご支援をいただいた団体の皆さまには、本当に頭の下がる思いです。このような形で皆様を表彰させていただくことができ、私としても、とてもうれしく思いますし、そして何より、大会を開催できて、本当に良かったと心から思います」と祝意を述べました。
  そのうえで、障害を持つ児童生徒が体育の授業や競技に関わるうえで困難な状況があることに触れ、すべてのアスリートが力を発揮できるよう、引き続き全力で取り組んでいくとともに、東京大会を開催した成果を次世代に誇れるレガシーとして、継承・発展をさせていくことを約束しました。

  次いで、被顕彰者を代表して、オリンピック選手代表で、フェンシング・男子エペ団体で日本史上初の金メダルを獲得した見延和靖選手が登壇しました。見延選手は、
「大舞台を経験すればするほどに、スポーツというものは社会の人たちの努力のうえに成り立つものだと感じます。だからこそ我々アスリートは感謝の気持ちを忘れてはいけません。本大会の開催は、そのことを改めて強く感じさせられるものとなりました」
と感謝の思いを述べられました。

  さらに、パラリンピック選手代表で、水泳で金メダルを含む計5つのメダルを獲得した鈴木孝幸選手が登壇し、今回の東京パラリンピックが史上最大の参加人数であったことと、史上2番目のメダル獲得数で終えることができたことに触れました。そして、
「今回日本で起こったこのパラリンピックムーブメントを、今後も継続して、そしてさらに発展させていけるように今回の顕彰及び表彰の受章者は、今後ともそれぞれの目標をもって目標に向かって邁進してまいりたいと思います」
と思いを語られました。

見延和靖選手

鈴木孝幸選手