ESDに関するユネスコ世界会議に萩生田大臣がオンラインで出席

5月17日(月曜日)~19日(水曜日)
教育・国際

  5月17日〜19日の3日間、持続可能な開発のための教育(ESD:Education for Sustainable Development)に関するユネスコ世界会議がオンラインで開催されました。この会議は、持続可能な開発目標(SDGs)達成に向けて、日本が主導してきたESDの新たな枠組み「ESD for 2030※¹」の開始にあたり開催されたもので、最終日の19日には、ベルリン宣言が採択され、全てのSDGsの目標達成の鍵となるESDを2030年に向けてユネスコ加盟各国で確実に進めていくことが確認されました。

  17日には、萩生田大臣が、「地球危機の時代に必要な変化の創造」をテーマとした大臣級のパネルディスカッション(セッション1)に登壇しました。
  ユネスコのジャンニーニ教育担当事務局長補の司会の下、セッション1では、モロッコ王国のララ・ハスナ王女がスピーチをされ、パネル質疑応答には萩生田大臣のほか、ドイツ連邦共和国のカーリチェク教育研究大臣、ケニア共和国のルト教育副大臣、スリナム共和国のリーヴェンス教育科学文化大臣、アラブ首長国連邦のアル・ハンマーディ教育大臣が登壇され、以下2つに関して各国の取組等を共有し、意見交換しました。
○現在直面している持続可能な開発に関する主な課題
○ESD for 2030のロードマップを実施するために行っている計画

  萩生田大臣は、日本のESDの取組として、ESDの理念を公式に学校教育の中に位置付けていること、関係省庁が連携し、オールジャパンでESDを推進していること、学校と地域が連携し地域課題の解決に繋げていることなどを紹介しました。

  日本においては、今回採択されたベルリン宣言も踏まえて、ESD国内実施計画を策定すべく作業を進め、計画の推進等を通じて、ESDの実現を図ってまいります。
※¹ ESD for 2030について
https://www.mext.go.jp/unesco/004/1339970.htm