令和3年度科学技術分野の文部科学大臣表彰 表彰式

4月14日(水曜日)
科学技術・学術

  科学技術分野の文部科学大臣表彰は、昭和34年に科学技術功労者表彰として発足して以来、毎年、科学技術に関する研究開発、理解増進などにおいて顕著な成果を収めた方々を顕彰しているものです。

  令和3年度の受賞は、
『科学技術賞』開発部門:18件(64名)、研究部門:45件(57名)、科学技術振興部門:7件(24名)、技術部門:10件(19名)、理解増進部門:13件(38名)
『若手科学者賞』97名、『創意工夫功労者賞』477名、『研究支援賞』10件(20名)
でした。

  4月14日、表彰式を執り行い、科学技術賞の各部門と若手科学者賞、研究支援賞のそれぞれ代表者に萩生田大臣から表彰状が手渡されました。

  萩生田大臣は、お祝いの言葉を述べるとともに、科学技術イノベーションを担い、未来を切り開くのは「人材」と話し、
「本年の表彰でも独創的な研究を行う97名の若手研究者の皆様が受賞されたことを大変頼もしく思います。優れた若手研究者をはじめ、多様な研究者が自由で挑戦的な研究に腰を据えて取り組めるよう、研究支援の充実にも積極的に取り組んでまいります」
と述べるとともに、これからも更なる課題に挑戦していただくことを期待していますと伝えました。

  科学技術賞研究部門で受賞された岡部徹さん(東京大学生産技術研究所所長)が受賞者を代表して挨拶され、
「今後は若い技術者・研究者がさらに高いレベルの科学技術の発展に向けてチャレンジできるよう、官民一体となって環境を整備し、人材育成を進めることが一層重要となります。私自身も微力ながら人材育成と学術の発展、さらには科学技術の力で世界がすこしでも豊かになるよう貢献したいと考えております」
と今後の決意を語られるとともに、受賞の喜びと多くの関係の皆様へ感謝を述べられました。