ISSへの出発を4月22日に控えた星出彰彦宇宙飛行士と萩生田大臣がオンライン面会

4月1日(木曜日)
科学技術・学術

  4月1日、萩生田大臣が、米国ヒューストンに滞在中の星出彰彦宇宙飛行士からオンラインで表敬を受けました。星出宇宙飛行士は4月22日にクルードラゴン宇宙船2号機に搭乗し、国際宇宙ステーション(ISS)に向けて打ち上げ予定です。

  星出宇宙飛行士は、3回目の宇宙飛行(長期滞在は2回目)となり、ISS滞在中は船長としてクルーの指揮を執ります。また、日本実験棟「きぼう」では、健康長寿関係の研究や有人宇宙滞在技術獲得に向けた技術実証など宇宙環境をいかした科学実験等のミッションを行う予定です。

  予定通りの打ち上げとなれば、既にISSに滞在している野口宇宙飛行士とともに、ISS長期滞在の日本人宇宙飛行士が初めて同時に過ごすことになります。
ISS船長としてのミッションや日本人宇宙飛行士の長期滞在での活躍に、萩生田大臣は、
「これらは、日本人宇宙飛行士のこれまでの活躍と、日本の宇宙活動の成果の証であると認識しています。本年秋ごろには、新たな日本人宇宙飛行士の募集開始を予定しており、また今後更に活発化するであろう国際宇宙探査を見据えた、我が国の国際的な地位の発展の観点からも、大きな意義があると思っています。」
と話し、国際的なリーダーシップを発揮していただくとともに、様々なミッションへの挑戦など、ISSにおける活動を通じて、国際協力による宇宙活動の重要性を発信していただきたいと期待を述べました。

星出宇宙飛行士は、
「この10年でISSの技術が飛躍的に向上し、ISSの活用・利用もより幅広くなってきたと思います。短い間ですが同時滞在となる野口宇宙飛行士からバトンをしっかりもらい、将来の月、火星に向けての技術実証などいろいろ行っていきたいと思います。」
と話されるとともに、
「国内外の関係者や研究者と一つのチームとして仕事ができることが一番の楽しみです。一緒に仕事を成し遂げて、良いミッションにしたいです。」
と意気込みを語られました。