2021年東アジア文化都市決定
北九州市(日本)、紹興市・敦煌市(中国)、順天市(韓国)で文化芸術交流を

12月20日(日曜日)
文化

  「東アジア文化都市」は、日本・中国・韓国の3か国において、文化芸術による発展を目指す都市を選定し、その都市において、現代の芸術文化や伝統文化、また多彩な生活文化に関連する様々な文化芸術イベント等を実施するものであり、2014年から毎年選定されています。
  今般、2021年東アジア文化都市として、日本の北九州市、中国の紹興(しょうこう)市・敦煌(とんこう)市、韓国の順天(すんちょん)市が選定され、交流事業を進めていくこととなりました。2020年は新型コロナウイルス感染症の影響で交流事業が当初の計画通りに実施できなかったことから、日本及び韓国においては、2020年の選定都市でもあった北九州市、順天(すんちょん)市が、2021年東アジア文化都市として引き続き事業を行います。

※2021年東アジア文化都市選定に関する日中韓共同発表について
https://www.bunka.go.jp/seisaku/kokusaibunka/92737401.html別ウィンドウで開きます

  12月20日、北九州市で萩生田大臣と北橋健治北九州市長が出席し、2021年東アジア文化都市の宣布式が開催されました。

  萩生田大臣は挨拶で、選定された4都市に対するお祝いの言葉を述べるとともに、
「日中韓三か国は、文化芸術が人々に生きる勇気と喜びを与える大変重要なものであるとの認識を共有しており、感染対策を万全にとりながらも、国際文化交流を再び活性化させていくことで一致しています。来年の適切な時期に第12回日中韓文化大臣会合を開催し、文化芸術の更なる発展に向けた三か国の連携を確認する方針です。」
と話し、来年は、「文化の祭典」でもある東京オリンピック・パラリンピック競技大会も予定されており、オリンピック・パラリンピックを盛り上げていくためにも4都市とも連携して取り組んでいきたいと述べました。

  北橋市長は、
「新型コロナウイルスの影響で開幕式典をはじめ、多くの事業が延期又は中止となり、このような状況下だからこそ文化芸術が人の心に響くものだと感じております。2020年に引き続き東アジア文化都市に選定していただき大変嬉しく思います。東アジア文化都市が周囲に心に残る文化の祭典となりますよう、官民一体となって取り組んでまいります」
と話されました。

  北九州市では、2021年東アジア文化都市として、中国・韓国の都市との交流事業を推進していくほか、SDGsをテーマとした北九州未来創造芸術祭ART for SDGs、日中韓それぞれを代表する演目を披露する交流式典などさまざまイベントを開催する予定です。

  なお、今般の宣布式において、萩生田文部科学大臣から北橋市長に授与された選定記念品(選定証の額縁)は、「北九州技の達人」に認定(第8回)された村本裕作氏が制作した小倉組子によるものです。

※東アジア文化都市北九州2020▶21 専用特設サイト
https://culturecity2020-kitakyushu.com/別ウィンドウで開きます