萩生田大臣がJAXA相模原キャンパスを視察
はやぶさ2のカプセル内のサンプル、目標の約50倍の5.4gであることを確認

12月18日(金曜日)
科学技術

  12月18日、萩生田大臣は宇宙航空研究開発機構(JAXA)の相模原キャンパスを訪れ、津田雄一プロジェクトマネージャーからはやぶさ2ミッションの概況について説明をいただくとともに、はやぶさ2から分離したカプセルが地球に持ち帰った「リュウグウ」のサンプルの分析作業の様子や管制室等を視察しました。

  萩生田大臣は、はやぶさ2がカプセルを分離する際、一定の角度とスピードで精緻に大気圏に突入させるための制御が必要であったことなどの説明を受け、日本の宇宙科学分野の技術力の高さに改めて感銘を受けたと話しました。

  また、カプセルをオーストラリアから持ち帰った臼井寛裕地球外物質研究グループ長から、分析作業の状況やカプセルの仕組み等をご説明いただくとともに、同日に行われた解析の結果、カプセル内に格納されていたリュウグウ由来のサンプルが目標の0.1gを大きく上回る約5.4gであったことを報告いただきました。

  視察を終え、萩生田大臣は記者団に対し、
「はやぶさ2のミッションが完璧な形で達成されたことは津田教授はじめJAXAスタッフの御尽力の他、大学や中小企業など関係者の皆様が総力を結集された結果だと思います。関係者の献身的なご努力に改めて敬意を表したいと思います。文部科学省としてもはやぶさ2で培われた世界最高水準の科学的知見や技術を継承発展させ、宇宙科学・探査を推進してまいります。」
と述べました。

  その後、創価大学と東京富士美術館を訪れました。創価大学では、教室を2つに分けて対面で行っている環境分析化学実験の授業や、民間企業の協力の下、PBL授業(課題解決型授業)として行われる経営学の授業の発表を行っている様子、全て英語による経済学の授業等を見学しました。また、学生が自習等で使っているラウンジでは、学生に直接話を伺い、「キャンパスが開いていると友達と会えて嬉しい」など、コロナ禍での学生生活について話を聞きました。

  東京富士美術館では、理事長や館長など関係者と懇談するとともに、感染症対策や、学芸員の方から子供たちへの芸術鑑賞機会の提供の取組などのお話を伺いました。その後、数々の名画を詳しく解説いただきながら拝見させていただきました。

JAXA相模原キャンパス

確認された粒子

JAXA相模原キャンパス

JAXA相模原キャンパス

JAXA相模原キャンパス

JAXA相模原キャンパス

創価大学

創価大学

東京富士美術館