萩生田大臣が宮城県名取市立閖上小中学校等を視察

12月10日(木曜日)
教育

  12月9・10日で宮城県を訪れた萩生田大臣は、10日、名取市立閖上(ゆりあげ)小中学校、名取市震災メモリアル公園、仙台高等専門学校を視察しました。

  閖上小中学校は東日本大震災で被災した閖上小学校と閖上中学校を統合し、義務教育学校として平成30年4月に開校しました。
  閖上小中学校では、震災の教訓をいかし工夫された校舎や、授業の様子を視察するとともに、山田名取市長、長南名取市議会議長、滝澤名取市教育長、八森閖上小中学校長と意見交換を行いました。意見交換では、閖上小学校・中学校の当時の被災状況、義務教育学校として再建するまでの道のりを伺い、そして現在の防災教育の状況等について話をお聞きしました。

  続いて萩生田大臣は、名取市震災メモリアル公園を訪れ、慰霊碑前で献花・黙礼し犠牲になられた方に心より哀悼の意を表し、ご冥福をお祈りしました。また、日和山で市長から閖上地区の復興状況等について説明いただきました。

  仙台高等専門学校名取キャンパスでは、地域の企業と連携した優れた教育・研究について福村校長からご説明いただき、マテリアル工学実験の授業の視察を行いました。
  また、ロボティクスコース4年生からそれぞれ取り組んでいる社会実装を視野に入れた研究開発について説明を受けました。
  萩生田大臣は、多くの卒業生が県外に就職している現状に、宮城県としては優秀な学生が県外に流出してしまい、とてももったいないのではないかと話し、全国各地の高専から輩出される優秀な人材がそれぞれの地域でさらに活躍できるような取組の重要性についても福村校長など関係者と意見交換をしました。そして、
「東北大学などとも連携して宮城ならではの取組をこれからも是非行っていただきたい。」
と期待を述べました。

名取市立閖上小中学校視察の様子

名取市立閖上小中学校視察の様子

名取市立閖上小中学校視察の様子

名取市立閖上小中学校視察の様子

名取市震災メモリアル公園を訪れ、慰霊碑前にて献花・黙礼

仙台高等専門学校名取キャンパス視察の様子

仙台高等専門学校名取キャンパス視察の様子

仙台高等専門学校名取キャンパス視察の様子

仙台高等専門学校名取キャンパス視察の様子

仙台高等専門学校名取キャンパス視察の様子