「ASEAN+3文化大臣会合」・「日ASEAN文化大臣会合」がオンラインで開催され萩生田大臣が出席

10月22日(木曜日)
文化

  10月22日、ASEAN諸国と日中韓3ヵ国間での文化分野の協力について意見交換する「ASEAN+3文化大臣会合」と、日本とASEAN諸国間での文化分野の協力について話し合う「日ASEAN文化大臣会合」がオンラインで開催され萩生田大臣が出席しました。

  ASEAN+3文化大臣会合は2003年に開始され、隔年で開催。2014年の会合以降は合わせて日ASEAN会合も開催されています。
  今年はカンボジアが議長国となり、「ASEAN+3文化大臣会」には、ASEAN10か国及び日中韓3か国の文化担当大臣・副大臣等とリム・ジョクホイASEAN事務局長他が出席し、「COVID-19の影響と文化芸術セクターの今後の方向性」をテーマに各国の現状や取組、課題などが共有されました。

  萩生田大臣からは、新型コロナウイルス感染拡大後の日本の文化セクターの状況や、文化芸術活動の再開・継続・発展に向けた政府の支援について紹介するとともに、ASEANプラス3地域における国際文化交流の再開に向けて日本としても貢献する旨を表明しました。また、「文化の祭典」でもある東京オリンピック・パラリンピック競技大会が、安全・安心な大会となるよう、開催国としての責任を果たしていくと述べました。

  「日ASEAN文化大臣会合」では、萩生田大臣から、コロナ禍において、文化芸術を支える人々の技術の伝承や生活そのものが脅かされる状況であることや、多様な文化芸術間の国際交流の停滞も、文化芸術の発展にとって問題である旨指摘するとともに、ASEAN諸国との直接の交流を決してあきらめず、感染対策を万全に取りながら、今後再開・発展させていく旨表明しました。

  また、会合では、文化芸術協力に関する日ASEAN作業計画(2019-2021)の進捗及び日ASEAN統合基金(JAIF)プロジェクト「ASEAN文化遺産のデジタルアーカイブ」の進捗について報告があり、これに対し、萩生田大臣から、幅広い分野での事業の実施を歓迎するとともに、ASEANは日本にとって文化交流の重点地域であり、テクノロジーを活用した新しい交流方法も取り入れながら、文化交流事業を行っていく方針を示しました。

ASEAN+3文化大臣会合web記念撮影

日ASEAN文化大臣会合web記念撮影