萩生田大臣が日本とカナダの2つの卒業資格が得られるダブルディプロマコースを日本で初めて設置した文化学園大学杉並中学・高等学校を視察

10月7日(水曜日)
教育

  ダブルディプロマ(DD)とは日本と海外の2つの高校の卒業資格が得られることで、文化学園大学杉並高等学校では、カナダのブリティッシュコロンビア(BC)州のカリキュラムにのっとった授業と、日本の授業とを同時並行で学ぶDDコースを2015年度に日本で初めて取り入れました。
  BC州のカリキュラムではBC州が認可したネイティブの教員が現地と同じ教育をオールイングリッシュで進めています。

  視察では、DDコースの一環としてBC州カリキュラムで行われる高等学校の化学の授業のほか、習熟度別に行われる中学校の英語の授業などを拝見しました。

  相澤理事長、松谷校長はじめ関係の皆様との懇談では、BC州の生徒中心で行う探究型学習や、間違ってもいいからまず話してみる・やってみる姿勢を大切にし、生徒たちをとことん褒めるポジティブなBC州の先生方の姿に日本の先生方も刺激を受けて意識改革・授業改革につながっていったこと、そういった授業を通して生徒たちの自己肯定感が格段に上がっていることなどについて幅広く意見交換を行いました。
  また、こうした取組の実践に当たっては、少人数の編制が効果的かつ不可欠であるということについてもお話ししていただきました。

  視察を終え、萩生田大臣は、ネイティブの先生方の熱心な指導の様子や生徒たちが積極的に授業に参加している様子にとても刺激を受けたと話すとともに、グローバル人材育成の取組の一層の充実を進めていく旨を述べました。