萩生田大臣が、八王子市立高尾山学園、学校給食センター元八王子、八王子市立いずみの森義務教育学校を視察

8月27日(木曜日)
教育

  8月27日、萩生田大臣が、八王子市立高尾山学園、学校給食センター元八王子、八王子市立いずみの森義務教育学校を視察しました。

  高尾山学園は、不登校児童生徒等のための体験型学校として平成16年4月に開校しました。体験的な学習を中心としたカリキュラムなど、不登校を経験した児童生徒が通いやすいよう、一人一人に対応した特色ある取組や支援、さまざまな工夫や配慮がなされた施設、教職員の体制等について説明いただきました。
  また、子供たちの様子や活動を視察するとともに、萩生田大臣から子供たちに対して、様々な環境の中、今年は新型コロナウイルスの影響もあり、いろいろな悩みを抱えているかもしれないけれど、焦らず自分のペースで一つ一つ前に向かっていってほしいとエールをおくる場面もありました。

  続いて訪れた、学校給食センター元八王子は、今年3月に竣工し、最大調理能力1日2,500食であり、市内6つの中学校等へ提供する給食がつくられています。安心・安全で、温かい給食を届けるための施設や運営の工夫など説明いただいた他、この日の給食メニューを一口試食させていただきました。

  いずみの森義務教育学校は今年4月に開校し、7月に新校舎が完成しました。
  教室と廊下の間仕切りを開閉式にし、教室前の広い廊下を多目的スペースとして使用できるようになっている様子や、校舎屋上に設置された水深調整が可能な可動床、可動屋根のプール等の設備、電子黒板を使用しての授業や、7〜9年生(中学校担当)の教師が5年生のクラスを教科担任として教える様子等を視察しました。
  また、新校舎は保育所、地域コミュニティ・スペース、学童クラブを併設した複合施設であり、セキュリティ面での工夫など各施設を説明頂きながら視察しました。校長らとの懇談では、園児・児童・生徒、教職員、保護者、地域住民が共に学び合う学校として、地域とともに教育活動に取り組むとともに、義務教育9年間で育成すべき資質・能力を確実に定着させることを目的としているとの説明をいただきました。
  萩生田大臣は9年間の交流は少子化の時代、兄弟の数も少なくなっている中でいい点がたくさんあるのではと期待を述べるとともに、うらやましいくらいの校舎だが、これが贅沢なのでなく、いよいよこれからはこういった施設が令和の時代の義務教育のスタンダードにしていけるように補助率の見直しなども含めて省内で検討していきたいと述べました。