2020年甲子園高校野球交流試合 開会式に萩生田大臣が出席

8月10日(月曜日)
スポーツ

  新型コロナウイルス感染症の影響で中止となった高校野球甲子園大会の代替大会として、今年の春の選抜大会に出場が決まっていた32校が出場する「2020年甲子園高校野球交流試合」が8月10日甲子園で開幕しました。

  第一試合に先立ち行われた開会式に萩生田大臣が出席しました。
  開会式では第一試合に出場する大分商業高等学校の川瀬堅斗主将と、花咲徳栄高等学校の井上朋也主将が選手宣誓を行い、

  川瀬主将
「私たち高校球児は夢の舞台、甲子園に立つことを目指し、仲間と共に励ましあいながら心技体を鍛えてきました。 新型コロナウイルスとの戦いや度重なる大規模な豪雨災害からの復旧復興など、厳しく不安な状況下で生活している方もたくさんおられます。このような社会不安がある中で、都道府県の独自大会、そしてこの2020年甲子園高校野球交流試合を開催していただけることによって再び希望を見出し諦めずにここまで来ることができました。」
  井上主将
「一人一人の努力がみんなを救い、地域を救い新しい日本をつくります。創造、挑戦、感動、今私たちにできることは1球をひたむきに追いかける全力プレイです。交流試合の開催や日々懸命に命、生活を支えてくださっている皆様への感謝の気持ちを持ち、被災された方々をはじめ多くの皆様に、明日への勇気と活力を与えられるよう、選ばれたチームとしての責任を胸に」
川瀬主将・井上主将
「最後まで戦い抜くことをここに誓います。」
と力強く誓いました。

  開会式後、萩生田大臣は、
「インターハイや全国文化祭など高校生の行事が次々中止となる中で、なんとか代替大会を開催してほしいとお願いしたところ、高野連の皆さんの英断で今日の日を迎えることができました。また、同時に全国大会には繋がらないけれど、全国で野球の代替大会などが行われていることを大変嬉しく思います。皆さんには、夢の舞台に立てたことを大きな糧にして、コロナ世代なんて言わせない高校3年生であってもらいたいなと思います。野球に限らず、こうしたことをきっかけに皆さんが残された高校生活を精一杯頑張っていただくことを祈っています。」
と話しました。