学校再開後の学校の状況に関する意見交換会 第4回は教育委員会の皆様と意見交換

8月7日(金曜日)
教育

  8月7日、第4回となる「学校再開後の学校の状況に関する意見交換会」を開催し、全国都道府県教育委員会連合会 藤田会長、指定都市教育委員会協議会 鯉渕会長、中核市教育長会 岩元会長、全国都市教育長協議会 飯野会長、全国町村教育長会 二見会長にお越しいただき、学校の現状や課題等をお聞きしました。

  教育委員会の皆様からは、
・生活リズムが乱れたり、学習や人間関係での不安があることを訴えたりする子供も見受けられ、スクールカウンセラー等の活用を図っていること
・学校再開後、学習の遅れを取り戻すための取組、消毒等の感染症対策など、教員の新たな業務負担が増えていること
・一方で、不登校だった児童生徒がオンラインにより自分のペースで参加できるようになったり、今回オンラインに初めて取り組んだ教職員がICTが便利だと実感したりと今後につながる事例もあること
・分散登校でスタートしたことにより、きめ細かく指導ができたという意見があったこと
・ICT支援員などについて予算はあるものの実際の人材の確保に大変苦労していること
など、学校再開後の学校現場の様子について共有いただきました。

  そして、負担が大きくなっている教職員への支援、少人数学級の必要性などについてもお話しいただきました。

  萩生田大臣は、学校現場で使命感を持って取り組んでいただいている教職員の皆様へ心より感謝申し上げますと述べました。そして、GIGAスクールに関してICT環境整備は是非首長部局と相談して先手先手で動いていただきたいと話しました。
  また、中学3年生、高校3年生の受験に関して、文部科学省では各大学や各教育委員会に対して、出題範囲の配慮や受験の機会を増やすなどのお願いをしていることや、大会や発表会の中止で部活動の成果を入試にいかせないのではないかという不安の声があることに関して、大会の成績など以外の部分も含めて調査表等を例年以上に丁寧にみていただくようにお願いしていると述べ、今年度の受験生が不利益を被らないようにしていきたいと話しました。
  そして、文部科学省は子供たちの学びを守っていくという強い覚悟で取り組んでいきますので、皆様のご協力を引き続きお願いしますと伝えました。

※GIGAスクールに関してはアドバイザー制度を設けています。以下窓口に是非ご相談ください。(端末の早期納入に向けた取組/文科省HP)
https://www.mext.go.jp/content/20200731-mxt_jogai01-000009117_006.pdf (PDF:95.9KB)PDF