学校再開後の学校の状況に関する意見交換会 第3回は首長の皆様とリモートで開催

8月3日(月曜日)
教育

  8月3日、第3回となる学校再開後の学校の状況に関する意見交換会を開催しました。今回は、阿部 長野県知事(全国知事会 文教環境常任委員会委員長)、吉田 埼玉県本庄市長(全国市長会 社会文教委員会委員長)、坂口 徳島県那賀町長(全国町村会 行政委員長)とテレビ会議システムをつなぎ、リモートで開催しました。

  首長の皆様からは、
・学校現場の現状として、学習の遅れを考慮した指導計画を作成し進めると同時に、消毒や毎朝の健康チェック、感染症対策をしての授業、家庭への連絡等の負担が増していること。
・自粛が続き友達や地域の人達との交流が減り子供たちの心理的ケアも必要であること。
・第2波に備えるためにも迅速なICT環境の整備が必要であること。
などの御意見をいただきました。
  ICT環境の整備に関しては、町村等地域によってはICT支援員の確保自体が難しいところもあるというお声もいただきました。また、この点も含め、引き続きスクール・サポート・スタッフをはじめ人的支援の必要性が強く示されました。

  萩生田大臣は、コロナ禍における各自治体の学校現場へのご支援ご協力に感謝を申し上げるとともに、ICT環境の整備や人的支援に関して、既に予算は確保しているので、ICT環境整備は是非教育委員会部局と相談して先手先手で動いていただきたい、文科省が募集している学校・子供応援サポーターについても積極的に活用していただきたいと伝えました。また、好事例を横展開していただき、できるだけ現場の負担を減らしていけるよう進めていきたいと話しました。

  そして、今後アフターコロナの学校の在り方を首長の皆様と、連携を取りながら検討していきたいと伝えました。